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新潟県新潟市は、日本一長い川”信濃川”と”阿賀野川”(10番目に長い川)があります。二つの川が一緒になるあたりを沼垂(ぬったり)と呼んでいます。この場所日本書紀にも出てくる場所で、明治から昭和の頃は川船によって交易の場として栄えた湊町でした。また新潟といえば”米どころ”北前船で出荷していた名残で、米麹を使ってお酒、味噌、醤油造りは古くから盛ん。1.5km四方狭いエリアに造り酒屋が8軒もあったとか、老舗の味噌屋もあり”発酵の町”と言われています。そんな発酵の町沼垂に、超マイクロブルワリーがあることを知り行ってみることにしました。
新潟駅から徒歩15分ほど、ブルワリーの前に「沼垂テラス商店街」を歩いてみました。もともと市場として使われていた長屋を昭和レトロな街並みに改装しショップやカフェ、コミュニティーとして旧沼垂市場に新しい息吹を吹き込みました。
夕方5時からオープン目的の場所『沼垂ビアパブ』に!何とここは、民家を改造したビアパブです。なので入り口(玄関)にはピンポン(呼び鈴)があり、「ごめんください」と言いたくなります。靴を脱いであがります。
居間を改造して4人ほどのバーカウンターとテーブル席が作られていました。欄間(らんま)が素敵です。
住居として使っていた時は、通りの音が聞こえないよう押し入れだったそうですが、表通りに面して大きな窓に改造しています。
バーカウンターには、ブルーワーの店主自ら書いたビールメニューには季節限定版も含め12種類が用意されています。
そしてお座敷に座卓!なんかおばあちゃんのお家に来たみたいでした。
醸造所は、裏庭になります。小さいながらとても清潔な工房です。蔵出しビールがここから表のバーカウンターに続いてます。
テイスティイングメニューは下記4種類でした。
コシヒカリ・ヴァイツエン:新潟といえばコシヒカリ!亀田産コシヒカリを加えほのかな甘さを感じる
天の川ペールエール:4種類のホップでフルーティな味わいとコクが印象的な定番エール
荒波IPA:4種類のホップの複雑な苦味と奥深くガッツリとした味わい
文旦ウィートエール:高知産の柑橘”文旦(ブンタン)”を使ってユニーク。シトラス系の香りが心地よい
古き良き情緒あふれる新潟をイメージして造られた店主イチ押しオールドエールスタイル「新潟オールディズ」イギリスで古くから作られてきた伝統的なスタイル、”イングリッシュ・オールドエール”とも言われています。一年以上熟成させたものをオールドと言います。ラベルは、沼垂出身の日本画家金子孝信さんの作品をモチーフにしています。モダンな越後美人ですね。
ビールに合う創作料理は、新潟ならではの食材がふんだんに使われた山海の幸。いぶりがっこのポテトサラダは人気のメニューとの事でした。新潟ならではのユニークな味くらべ「亀田の柿の種」vs「浪花屋の柿の種」の一緒に食べ比べてみました(小袋一つ70円)
新潟は米どころなので日本酒のイメージが強いですが、日本で最も古いクラフトビールメーカーエチゴビールもあり、案外にもビール造りが盛んな土地柄何ですね。新潟駅から徒歩約15分、店主が天塩にかけた蔵出しビールを昭和な雰囲気で楽しんでみてはどーでしょう。
【沼垂ビアパブ】
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東2-9-5
電話(予約・問い合わせ)025-383-8720
営業時間:火~金17:00~21:00 土13:00~21:00 日11:30~17:00
定休日:月曜日
沼垂ビール
↓是非是非食べに行ってみてと複数の方に強く勧められた居酒屋さん
大佐渡たむら