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雨が滅多に降らず温暖な気候で知られるカリフォルニア州ですが、今週後半の寒波の影響で寒さが続いています。ベイエリアの高地では降雪や雹が観測された2月後半、今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
2月後半、ベイエリアでは珍しく降雪が観測されました。まず2月22日(水曜日)にサンタクルーズ山脈 などの標高の高い地域で最初の雪として報じられました。国立気象局によると、23日(木曜日)の夜から24日(金曜日)の朝にかけて、2回目の大雪が予報されています。気象庁によると、標高1,500フィートから2,000フィート以上の場所では「かなりの」雪が予報されるとのことです。
降雪が予想されることから、気象庁は2011年以来となるベイエリア全域の高地に暴風雪警報を発令しています。サンフランシスコ湾から北、マリーン郡にあるタマルパイス山でも3-4インチの降雪が予報、水曜日の深夜から木曜日の午前9時まで、ノースベイとサウスベイの一部に凍結警告も発令されています。
サンフランシスコも水曜日から冷え込み、日中でも10℃を下回る温度となりこの寒さは今後1週間ほど続くとされます。サンフランシスコの2月22日(水曜日)の最高気温は48F(8.89 ℃)で、2月22日の30年間の平年最高気温61F(16℃)を13F下回った、と国立気象局は発表しています。この日の最高気温は、1880年に記録された最低気温の49度を上回り、過去最低を記録しています。
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は908人。3週間ぶりに1,000人を下回りました。12月21日から2月14日までの10万人における感染者数は7.1人。陽性率6.5%。こちらに関してもわずかな増加ですが、特に変化はありません。
ワクチン接種状況ですが、サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.6%。こちらに関してもここ数週間変化はありません。
このコラムを書いている2022年2月23日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は20万8,522人。感染による死者数は1,154人。先週の先週の20万7,293人と比べると今週の増加数は1,299人、1日の平均感染者数は175人。今週も比較的に落ち着いた数値を維持しています。