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11回目を迎えた「アジアのベストレストラン50」2023年版が発表されました。香港でトップになったのは上環(Sheung Wan)にある広東料理の「大班楼(The Chairman)」で13位に選ばれました。香港全体では前年より1店舗少ない5店がランクインしました。1位となったのはバンコクにある「Le Du」というタイとフレンチが融合したレストランでした。(写真提供:アビアレップス)
美食のバイブルである『ミシュラン』は星の数でレストランの評価をしていますが、こちらは順位でレストランを評価するという、もう1つのレストランの指標と言っていいでしょう。2023年ルールは、男女比が50:50、34%がシェフやレストラン経験者、33%がライター、33%が美食家の合計318人が投票します。18カ月以内に訪れたレストランが対象で、昨年比で最低25%は新しいレストランが入っていること、1人あたり6~8のレストランを選び、自国レストランは最大6店までです。
ベスト50の中に香港からは、2021年は11店、2022年は6店、2023年は5店と、ここ数年、厳しい状況が続いている状況です。特に外国からの入境を制限してきたため、投票者が香港のレストランについて評価しにくい面もあった可能性があります。
そんな中、香港トップの13位に入った「大班楼」は2021年にはトップにも立ったこともある香港トップクラスの広東料理の店で、このランキングの常連です。29位に入ったのは、フランス料理店のにはめずらしいカジュアルなスタイルの「Neighborhood」というところで2023年版のミシュランでは1つ星になっています。過去3年は17位→9位→29位と順位の変動幅が大きいので来年は再びベスト10を狙って欲しいところです。37位になったのは「永(Wing)」という中華料理店で、広東、上海、北京など8種類の中華料理を上手く融合した中華が食べられます。41位にはコンテンポラリーフレンチが味わえる「Mono」が入ったほか、49位にはフォーシーズンズ・ホテル内にあるフレンチレストランの「Caprice」と2つのフランス料理店がランクインしました。
世界保健機関(WHO)は緊急事態宣言を終了を宣言しましたし、香港への渡航もすでに自由になっています。香港の渡航した際は、ぜひこれらのお店でおいしい料理を堪能してください。