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香港の象徴である100万ドルの夜景を形成するものの1つとしてギラギラとしたネオンサインがあります。この電飾の成り立ちを知ることができる「霓續(Vital Signs)」というイベントが中環(Central)にある「大館(Tai Kwun)」で9月3日まで開催されています。
ネオンサインと言えば、九龍南部を南北に結ぶ彌敦道(Nathan Road)にせり出している光景が有名で、天井がない観光用の2階建てバスに乗ると頭がぶつかりそうでスリル満点の観光ツアーが楽しめることで人気です。
看板についての法律がほとんどなかったことから、大きさ、形、色、独特なものが生まれそれがどんどん発展していきました。看板を出す企業にとっては大きな宣伝効果がありました。ただ、近年は時々、老朽化による脱落事故があり政府も2010年から厳しい設置基準を設けたため、せり出す看板が失われつつあります。
今回のイベントは、なくなりつつある看板の背景や技術などを知ることができるイベントで、過去に撤去され保存されていた看板や新しく作られた看板など20種類が展示されます。看板を見れば「これぞ香港」というのを感じられると思います。