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ロンドンのセントパンクラス駅は、隣接するキングズクロス駅とともに利用者の多い駅。
地下鉄はピカデリー線やノーザン線などの6路線が通り、また列車でベルギーやフランスへ行けるユーロスターの発着点でもあります。
壮麗な外観は映画ハリーポッター・シリーズではキングズクロス駅として使われたので、その時計塔に見覚えのある人も多いことでしょう。
そのセントパンクラス駅と建物の一部を共有しているのが、「セントパンクラス・ルネッサンス」という5つ星ホテル。
ホテルが駅舎とつながっている理由は、1870年代に遡ります。当時この駅を建設したミッドランド鉄道が、自分たちが誇る偉大な駅に相応しいホテルを建てる事にしたからです。
そして建築デザインを担ったのが、ジョージ・ギルバート・スコット。官庁街の外務省や、ハイドパーク南端にあるアルバート・メモリアルのモニュメントでも有名な彼らしい、威風堂々とした「ミッドランド・グランド・ホテル」が完成しました。
やがて時代とともにオーナーも変わり、現在はマリオット・グループ傘下「セントパンクラス・ルネッサンス・ホテル」。でも変わらないのは、細部までこだわった美しさです!
もちろんホテルの宿泊客としてゆっくり滞在するのが理想的ですが、そうでない場合はホテル内のバー「ブッキングオフィス1869」に立ち寄ってみるのもお勧め。
その名の通り、かつて列車乗車券の予約・購入窓口だった場所。今は素敵なバーに変身しています!
豊かなヴィクトリア時代を象徴するように高い天井と窓、柱や窓枠に残る繊細なディテールがとても美しい。お気に入りのドリンクを注文して、ゆっくり寛ぎたいバーでしょう?
ホテルご滞在時はもちろん、キングズクロス・セントパンクラス周辺での待ち合わせなどにも便利なバー「ブッキングオフィス1869」。
また隣接するレストランでは、ランチやアフタヌーンティーにディナーもやっています。食後にもう1杯・・・となったら、こちらに移動するのも良いでしょう。
150年の年月を遡ったような麗しきバーで、特別な時間を過ごしてくださいね。