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旅行の楽しみの一つが、”美味しいもの食べる事”ですよね。でも毎日豪勢な食事だとだんだん胃が重苦しくなりませんか?そしてなんだかご飯とおかずみたいなお家風ご飯が恋しくなります。中華料理もいいですが、新鮮な生野菜たっぷり使った、どこか懐かしい味のするベトナム料理屋さんも魅力的。と言うわけで、今回はダウンタウンからも歩いていけるB級グルメ街のリトルサイゴンの「フォ−2000」で食べたものの紹介です。
家族経営のベトナム料理店「フォー2000」お店の間口が狭いですが奥行きのある間取り。天井が高く2階にも客席があり、天窓から柔らかい陽の光が入ってきます。接客はお兄ちゃん達、腕を振るうのはお母さんやおばさん達。アジア系のお客さんが多いのは、食味が伝統的である理由です。テキパキと動いて清々しく気持ちよく食事ができます。小さい子供がいる家庭が比較的多い地域なので、家族連れもいたり、ちょっとした町の食堂の雰囲気です。
フォーは、ベトナム北部が発祥地と言われています。フランス統治時代にフランス人が食べていた牛肉と野菜を煮た物をアレンジした説もあります。蒸した米粉クレープを切って麺を作るので、実は各家庭(お店)で太さが違うらしいです。グルメ王国フランスとお米の世界的産地のベトナムが、みごとに融合した食べ物なのかもしれませんね。
フォーの麺はすすらずお箸とスプーンで食べます→世は空前のラーメンブームですが、音を立てて食べるのはお行儀が悪いので、フォーと同じようにお箸とスプーンですすらず食べますが、日本式麺の食べ方をきちんと学んだのか?ズズ〜〜っと豪快な音をたててラーメンを食べてるアメリカ人を見つけちゃってこちらが焦ってしまいました。
ハノイを代表するブンチャー($15.50)韓国料理風の甘辛味の焼肉だとご飯欲しくなるところです。しかし、そうめんほどの細さのライスヌードルと一緒に食べるとあら不思議、うまい美味いと白飯のことすっかり忘れちゃいます。みずみずしいレタスやアジアンハーブの野菜が山盛りでも柔らかいので軽く完食できちゃいます。この”生野菜の鮮度”がベトナム料理店を選ぶポイント!サンフランシスコは畑が近いので、地の利を生かして新鮮な野菜が提供できるんですね。
BI CHAをブンチャー(BUN CHA)と読み間違えて頼んでしまったものの、野菜たっぷりのだし巻き卵?和風スパニッシュオムレツ?ついてるタレをつけなくても美味しく頂きました。実は日本の醤油がチョボっとあったら更にウマウマな嬉しさいっぱいになるかも…ベトナムのお醤油はフィッシュソース(魚醤/お魚を発酵させた醤油)で少しくクセありますが、いつの間にかクセになるマジック調味料。
ベトナム料理はアジア系にしてはスパイスよりハーブやサラダをたっぷり使っているので、胃が疲れたかもと言う時は、ぜひベトナム料理を!
今回紹介したエリアについて、補足です。リトルサイゴン地区はテンダーロイン地区に隣接しています。ユニオンスクエアからリトルサイゴン地区に行かれる場合は、#38バスでラーキン通りで降りるか、シビックセンター方面から向かうようにしてください。