キーワードで検索
地下鉄4号線「新龍山」駅近くに、約120年間アメリカ軍の基地として利用されていた場所が韓国に返還された後、今年の5月4日から龍山オリニ庭園という名前で公開されているのですが、その中の展示館で開催されている展示がきれいだということで行ってきました。
龍山オリニ庭園は無料で観覧できるのですが、観覧するには予約が必要になります。
以下のサイトから、予約可能です。
https://reserve-yongsanparkstory.kr/index.html
入園の際は身分証明書を持参しないと予約していても入れないので、忘れないようにパスポートまたは外国人登録証を持参してください。
その他、アルコール、テント、自転車、拡声器、可燃物、武器、風船、ドローンなどの持ち込みも規制されているようです。
予約の際には、予約日、時間帯(午前または午後)、来園する人数、名前(本人&同伴者がいる場合は同伴者の名前)を入力します。
名前と身分証明書の名前が違うと入園できないので、正確に入力してください。
まずは、入って最初の建物となる総合案内所で手続きをします。
身分証明書(本人確認)がなぜ必要なのか不思議だったのですが、おそらくすぐ近くに大統領職務室があるためセキュリティが厳しくなっているようです。庭園の中にも、管理するスタッフを含め、護衛警察の人たちも見られます。
総合案内所には、韓国語と英語ですが利用案内書がおかれているので、是非利用してみてください。
案内書を見ると、主な施設がマップと一緒に載っています。
9時から17時まで観覧できるようになっていて、広いですが歩いてゆっくりとお茶も楽しみながらまわれるようになっています。
また園内をまわるカートも運営されていて、一番遠い噴水庭園からまわりたい場合や少し歩くのに自信がない方でも気軽にまわることができます。
個人的な見どころは、噴水庭園と記録館、そして現在イベントハウスで行われている「温火」展示です。
温火の展示は、映える写真が撮れる場所ということでsnsなどでも話題になっています。
総合案内所のすぐ近くの龍山書家(ライブラリー)を見た後、総合案内所の横のカート乗り場からカートが出発しようとしていたので、まずはカートに乗って一番奥にある噴水庭園まで行ってみることにしました。
カートでの移動は風を浴びながら気持ち良く、龍山オリニ庭園の様子が軽く把握することができます。
入口から一番遠くにある噴水庭園に到着しカートを下りると、
噴水庭園と気軽に休憩できるジャムジャムカフェがあり、遠くには南山タワーが見渡せます。
休憩ができ子供たちの絵本なども置かれているジャムジャムカフェでは、途中にあるカフェ・オウルリム同様、美味しいアメリカーノが2500ウォンで販売されています。その他のドリンクなども良心的な価格で楽しめるのが嬉しいです。
総合案内所と噴水庭園の中間位置にあるカフェオウルリムが店内の雰囲気は良いので、雰囲気も楽しみたいならそちらがおすすめです。
帰りはカートを利用せず、歩いてまわってみることにします。
噴水庭園の隣には、展望の丘という庭園があり、そこには尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が植樹した松の木を見ることができます。右奥には、大統領職務室を見ることができます。
庭園の丘を下ると、左には芝の広場が広がり、右手には大統領執務室が見えます。
右手にフォトゾーンという目印があり、そこからだと大統領執務室がきれいに見えるようになっています。
芝の広場を突き当たった左手に、記録館があります。
記録館1と記録館2があり、記録館1には以前ここに住んでいたアメリカ軍家族の家を再現したものと、
記録館2にはアメリカ8軍クラブで行われていたショーの様子などが展示されています。
記録館の右隣には、カフェ・オウルリムがあります。
カフェ・オウルリムを左手にして総合案内所の方向に進むと、一番楽しみにしていた展示「温火」が開催されている展示館が左手に見えてきます。
中はそれほど広くありませんが、「暖かい光で、禁断の地だった龍山の未来を灯す」とあるサブタイトルのように、温かみのあるたくさんの光を鑑賞できます。
今まで誰も入れなかったアメリカ軍基地の様子や、きれいに整備された庭園、そしてきれいな展示まで無料で観覧できるので、是非おすすめです。
ソウルにいらっしゃる際は、予約をして一度足を運んでみてはいかがでしょう。