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サローム(こんにちは)!
気候が乾燥しているのに加え肉料理が美味しく、お酒好きにはビールがとにかく旨く感じる国ウズベキスタン。サマルカンドのお酒スポットとして、ビール工場から直送の生ビールが飲めるお店が並ぶパブストリート(107. ビール好きなら絶対行きたい!サマルカンドのパブストリートとおすすめ飲み屋)や欧米人旅行者・駐在員でにぎわうバーBlues Bar(92. ありとあらゆるお酒がそろう!サマルカンドのオシャレな老舗バー Blues Bar)をご紹介してきましたが、いずれもレギスタン広場などの観光エリアから離れたエリア。しかし昨年末、レギスタン広場から徒歩3分という好立地に何とクラフトビールが飲めるオシャレなバーがオープンしました! 観光の合間にぜひ立ち寄って一杯やりたいこのクラフトビールバーと、食事もしっかり取れるこのバーの姉妹店をご紹介します。
まずはバーの情報から。レギスタン広場の前の大通りを西へ歩くと、"Registan Hostel"の横にかわいいホップのロゴが描かれた扉が見つかります。ここが隠れ家的クラフトビールバー、Sam Craft Beer Shop。
小ぢんまりながらもオシャレで落ち着いた内装で、インテリアもなかなか洗練されています。椅子が数台ありますが、基本的に立ち飲みスタイルとなります。飲めるビールは日替わりで、他の場所ではなかなか飲めないラガーやIPA、ザクロビールなど常時2~4種類のビールを取り揃えています。一部はタシケントのクラフトビール工場で作られたものですが、多くはここサマルカンドのクラフトビール工場で醸造されたもので、飲めるところが限られている貴重なビール。この場で飲むなら2万~3万スムほどの0.5リットルカップを注文すれば良いでしょう。1リットルや1.5リットルボトルを注文し、テイクアウトすることもできます。
直接注いでくれる生ビールだけでなく、クラフト瓶ビールも売られています。先述の通り観光客ならどこからでも行きやすい立地にあるので、何泊もするなら毎日通ってビールを全種類制覇してみては。ビールやアルコールが苦手な方のために、エナジードリンクも売られています。
ここは料理らしい料理は出さない、クラフトビール一本で勝負する潔いバーなのですが、アーモンドやピスタチオなどナッツ類のおつまみなら置いています。
またこのお店の客層は、外国人旅行者かロシア系現地人がほとんどのよう。昼間からほろ酔い客でにぎわうこともあり、ここで気の合う旅仲間が見つかるかもしれません。私もここで、20年前福井県の小浜で英語を教えていたオーストラリア人や、キャンディーズや千代の富士が好きなイギリス人などディープな外国人旅行者に出会いました。ウズベク人のお客はほとんどおらず、あまりこのようなバーになじみがない健全なウズベク人観光客たちは、このお店を横目に怪訝な顔をして去っていきます。
こんなに美味しいビールなのに食事ができないことが玉に瑕のこの店でしたが、最近クラフトビールとともに料理も出してくれる姉妹店バーがついにオープン。レギスタン広場からタクシーで約15分、住宅街の中にあるお店Sam Craft Pubがそこ。居心地のいいソファがあり、長居して楽しむことができます。
(※2023年10月追記:ご紹介したばかりのこのバーですが、一時休業に入ってしまいました…。再オープンの続報があれば改めてお知らせします)
ここのクラフトビールのラインナップも先述のバーとだいたい同じ。やはりカウンターにあるビールサーバーから直接注いだ、新鮮な生ビールをいただくことができます。
メニューは他にワインも載っていますが、見切り発車で書いてしまったのか2023年9月現在まだ置いていない模様。料理メニューもいろいろ書かれていますが、いつも用意できるメニューはソーセージ盛り合わせやナッツ盛り合わせ、チーズ程度のようでした。今後ドリンク、食事とももっと充実してくれることを期待しましょう。
(※2024年1月再追記:閉店してしまったSam Craft Pubですが、何とSam Craft Beer Shopすぐ近くという最高の立地で再オープン!ゆったりと広いスペースでビールを楽しむことができます。食事メニューも以前と比べてバリエーション豊かに。ページ最下部に現在のお店の情報を記載しました)
ガイドブックでよく紹介されているバーやシャシリク屋さんとは全く違った雰囲気で楽しく飲める、サマルカンドのクラフトビールバー。ベストな立地でサマルカンド観光中にふらっと立ち寄ることができる、ビール好きなら利用価値大のお店です。飲み過ぎには注意して、美味しいこだわりクラフトビールをここで手軽に補給しましょう。
それではヨクムリ・イシタハ(召し上がれ)!