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みなさま、サワディーカー。今年(2023年)8月末、バンコク中心地にある大型ショッピングモール「centralwOrld(セントラルワールド)」の5階に、住まいに関わる家具、ホームファッション関連商品を取り扱う「NITORI(ニトリ)」がオープンしました。
日本経済新聞社と就職情報サイトのマイナビが共同で行った2024年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査によると、人気ランキングの首位は文系がニトリ(理系がソニーグループ)となったほど、ニトリは、日本の若者の間で人気の企業になっているようです。
タイという国において、ニトリがどのような形で浸透していくのか、注目が集まるところです。オープニングセール終了直後の9月半ばにですが、「NITORI centralwOrld(ニトリ セントラルワールド店)」へ行ってきましたので、今回は、その様子と今後のタイでの「NITORI(ニトリ)」の出店予定について紹介します。
目次
株式会社ニトリホールディングスのプレスリリース(https://www.nitorihd.co.jp/news/items/b27b05534d83ff109f35cb7c6fb0725b.pdf)によると、「タイはニトリグループとは縁の深い地です。タイの消費者の皆様に向けた事業は、この度の出店で始めることになりますが、1999年には商社を設⽴し、ニトリグループの東南アジア地域のサプライチェーンマネジメントを担ってきました。また、主にペットボトル由来の原料を⽤い、その後の全⼯程を内製化している世界に類のないビジネスモデルにより、環境に配慮したカーペット・ラグを製造する⼯場(サイアムニトリ)も拠点を構えています。加えて、永らくニトリグループの商品の製造を担ってこられた多数のサプライヤー企業と強固で広範なネットワークを有しています。店舗網の構築を進めるべく、今後5年間に、25店舗の出店を予定しております」とのこと。
このような背景があることからか、ニトリはタイにも生産拠点があると噂されています。日本のニトリのオンラインショップでは各商品の生産国は見られませんが、タイのニトリのオンラインショップでは各商品の生産国が見られるようになっており、私が確認した限り、タイ生産の商品が見当たりませんが、タイでも日本でも同じ品質の商品がほぼ同じ価格で購入できそうで、ありがたいネットワークだなと感じます。
NITORI centralwOrld(ニトリ セントラルワールド店)は、セントラルワールドの5階にあります。セントラルワールドの建物の外からもNITORIの文字が綺麗に見られます。
セントラルワールドの5階を歩いているとすぐにニトリの入口が見えてきました。開店当初のオープニングセール期間中は入場制限があったようですが、セール直後に行ったからか、混雑なく、入って、快適に見てまわることができました。ニトリの商品はオンラインでも購入できますが、こうして実物を見られる店舗がバンコク中心街にあるのはとても便利で、ありがたいです。
私が日本にいた頃、ニトリと言えば、足りない家具を探しに行ったり、トイレまわりや食卓のイメチェンをしたい時によく行っていました。シンプルでありながら、様々な色や柄があり、選びやすいのが魅力だと感じています。
商品のバリエーションは、国や店舗、時期によって変わるものもあるのか、今回私がセントラルワールド店に行った時は、私が日本でいつも探すペーパーナプキンやトイレまわりのグッズは見当たりませんでしたが、これまで、ニトリへ行った時は気づかなかった商品がたくさん目に飛び込んできました。一部ですが、印象に残った商品をいくつかピックアップします。
布製品が思いのほか多くありました。特徴のある形状のものや、タイは一年通して暑いこともあり、Coolシリーズの商品は大変興味深かったです。
写真はほんの一部で、今の流行りであろう目新しいキッチングッズもたくさんありました。お椀は、オンラインサイトでは入荷待ちの状態でしたが、お店で実物を見られてとても嬉しかったです。
セール中は大変混雑していると聞いていたため、セール直後に行ったためか、外国人の友達は、日本品質の折り畳み傘がほしかったようですが、訪問時見本しかなかったので、大変残念がっていました。今後の入荷をまた楽しみに、またの機会に訪問してもらいたいです。
今回、私が購入したのはミニタオル、お椀、竹箸のみですが、いずれも、「値段以上」だと感じる使い心地で、とても満足のいくお買い物ができました。日本でも同じような商品が販売されているようでした。きめ細かな説明があるのも日本品質だなと感じました。お会計の際、お椀は紙に包んでくれましたが、マイバックを持参したほうがよさそうでした。(私はマイバックを持参していたので、持参していない場合の対応は不明です)
今年8月末にセントラルワールド5階にオープンした「ニトリ」ですが、今後、10月21日14:00~16:00にはシーコンバンケ1階でタイ最大の店舗となるニトリがソフトオープン予定(現在、https://forms.office.com/r/aJsZEWRAQNにて、インフルエンサー募集中)です。
11月~12月には、セントラルプラザ・ウエストゲートとザ・モールバンカピでのオープンが予定されています。
ニトリグループは、⽇本に793 店舗、中国⼤陸・台湾・マレーシア・シンガポールに142店舗、合計935 店舗を有しています。今回のタイ出店に加え、新たにベトナム、インドネシア、フィリピン、⾹港、韓国に初出店を計画し、2024年3⽉末までに既存の国と地域への出店と新規出店国を合わせて78店舗を新たに出店し、アジア地域合計206店舗となる予定。また、2025年以降は「住まいの豊かさを世界の⼈々に提供する。」というロマン(志)と2032 年3,000店舗、売上⾼3兆円を達成するというビジョンの実現に向け、毎年平均300店舗の海外の出店を⾏っていく計画のようです。
以上、タイ・バンコクで初出店した「NITORI(ニトリ)」及び近日タイ国内で出店予定の「NITORI(ニトリ)」について紹介しました。タイのニトリ出店により、日本同様、タイでも、日本と同じ品質のニトリの商品を購入することができるようになりました。今後、タイにいる人々にとっても、人気のニトリになることを願います。それでは、皆様、サワディーカー。