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先週、高気圧による熱波が市内を襲ったサンフランシスコ、木曜日は90度を超える気温を記録しました。打って変わって今週は69度前後の穏やかな天候となっています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします
米国疾病予防管理センターは10月上旬、パンデミックの間に配布されたCOVID-19予防接種カードの配布を終了したことを発表しました。これに伴い、これまで使われてきた長方形の白いカードの発行は中止となり州保健局の予防接種情報システム(IIS)に連絡して、新しい予防接種を登録することが推奨されるようになります。
CDCのウェブサイトによると、今後はそれぞれの州のIISがぞれぞれ個人のワクチン予防接種の記録を統括することとなります。大手薬局チェーンで接種を受ける際は、COVID-19の新ワクチン接種にカードを義務付けていませんが、たとえばCVSは、患者の求めに応じて薬剤師がカードを作成することを表明しています。今後は全米で統一された形ではなく、州によって証明方法が異なるようになります。
予防接種カードを紛失したり、証明が必要な場合などは、州を通じてデジタル接種記録にアクセスすることができます。カリフォルニア州民は、こちらのサイトを利用できます。
気候予測センターは、エルニーニョ現象が春まで続き、カリフォルニア州で影響が出る可能性は75%から85%と予測を発表しました。エルニーニョは通常、冬の間にセントラルおよび南カリフォルニアに平均より雨の多い状況をもたらすとされていますが、多くの要因が降水パターンを左右するため、毎年の降雨量が大きく異なるのが現状です。
今年の強力なエルニーニョ現象は、雨季のカリフォルニアの降水量が平均を上回る確率が多いとされています。こちらの影響により、北カリフォルニア州も通常より雨の多い冬となりそうです。
今週末10月14日&15日、ハーフムーンベイでHalf Moon Bay Art & Pumpkin Festival 2023が開催されます。今年で52回目を迎えるこの伝統的な秋の祭典は、海岸沿いの町ハーフムーンのダウンタウンで開催されます。広大なオレンジ色の畑、かかし、納屋、カボチャ畑が点在する海辺のファームカントリーを楽しむのに最適のイベントです。
また10月14日は、サンフランシスコ市内、アメリカの近代レザーカルチャー発祥の地とされるSoMa地区でBearrison Street Fairが行われます。今年4回目を迎えるLGBTQ+コミュニティのための野外フェスティバルで、ボディ・ポジティブと文化的多様性を促進するというミッションのもと、さまざまなイベントや屋台を楽しめます。フェアの時間帯は正午から6時までで、参加費は無料です。
このコラムを書いている2023年10月12日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコの陽性率は3.7%。9月中旬の7.7%に比べると、減少しているのが分かります。カリフォルニア州の平均陽性率は8%で、こちらも先月の13.7%と比較すると減少傾向にあります。同時に入院患者数も減少しているのが分かっています。インフルエンザのように冬にかけて、再度上昇していくのか今後もレポートします。