キーワードで検索
ボルチモアエリアを中心に運行している交通システムのMTA(Maryland Transit Administration)は、車両の電気系統などに重大な問題があるとして、ボルチモア市内をはじめBWI空港や郊外を走るライトレイル Light Raillink の全路線の運休を12月8日から開始することを前日の12月7日夕方に公式発表しました。現時点では運行再開の目途は立っておらず、代行バスが各駅の間を無料で運行することとなりましたが、ボルチモア市内への通勤の足やプロスポーツ観戦(MLBのオリオールズ、NFLのレイブンズの本拠地球場へのアクセスがある)などへの影響は大きいとみられます。
MTAの調査によると、2021年11月から2023年11月までの二年間に、車両を接続するケーブルの問題に起因する車内での発煙騒ぎが六回発生しており、今年10月21日に乗客1名が負傷した事故では、車両の高圧電線管に穴が開いていることが判明し、全車両と全路線の総点検と修復が至急となりました。