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香港の中環(Central)という場所に高さ60mの「香港摩天輪(The Hong Kong Observation Wheel)」という観覧車があります。高さ20階建てに相当するのですが、香港島の高層ビル群や九龍(Kowloon)側の景色を一望できる観光スポットです。
ゴンドラは1台あたり8人乗りで計42台あります。蒸し暑い香港らしく冷暖房完備であるほか、Wi‐Fiにも対応しているので撮影した写真をSNSにアップできます。1回の乗車で最低でも2周してくれるので10分ぐらいの乗車時間になります。
2014年のオープンなのですが、なぜ今、この記事を書いたかといいますと、この観覧車の南側で開発が始まったからです。現在、香港の最大手デベロッパーである恆基兆業地産(Henderson Land)が3つのビルを建設中で、高さは6~10階建て、2026年から31年に完成する予定です。
観覧車側は、土地の所有者である香港政府といつまで契約を続けるの意志があるのか不明ですが、仮にビル完成後も運営をしている場合、香港島の高層ビル群の一部が隠れることになります。今はまだ、基礎工事をやっているので大丈夫ですが、地上部分の建設が始まってしまえば、あっという間に建物が上に伸びてきます。ですので、現在のように開放された感じの高層ビル群をみたければ、一度乗ってみることをおすすめします。