キーワードで検索
在アルゼンチン日本大使館からの安全情報メールからの転載です。なお、CGTの正午の集結はCONGRESOこと国会議事堂付近になります。
【ポイント】
●1月24日(水)正午(12時)~深夜0時(24時)までの12時間、国内最大の労働組合連合「労働総同盟(CGT)」の呼び掛けにより、ゼネラルストライキが実施される予定です。広範な公共サービスの停止が予想されますので、ご注意ください。
●ブエノスアイレス首都圏のバス、電車、地下鉄は、同日19時~深夜0時(24時)までストライキを実施すると発表しており、19時までは通常通りの運行となる予定です。ただし、下記デモ活動のため、ブエノスアイレス市中心部の連邦議会議事堂周辺を通過する路線については、ルートが変更される可能性があります。
●また、同日正午以降、連邦議会議事堂前広場にデモ活動家が集結し、「労働総同盟(CGT)」代表者による演説等のデモ活動が行われる予定です。これに関連し、大規模化・過激化した場合には治安部隊との衝突の可能性も予想されることから、決して興味本位でデモ活動を行う群衆・場所に近付かない様にご注意願います。
【本文】
1 概要と対策
(1)報道によると、国内最大の労働組合連合である「労働総同盟(CGT)」は、ミレイ新政権による政策への反対を主張し、1月24日(水)にゼネラルストライキを行うよう各労働組合に呼び掛けています。現在までに、公共交通機関、運送業、公務員等の労働組合が参加を表明しており、当日は広範な公共サービスの停止が予想されますので、ご注意ください。
(2)交通機関のうち、航空便は大きな影響を受けており、航空会社が現在予約変更等の対応を行っていると報じられていますが、当日どこまでフライトのキャンセル・遅延が発生するかは、関係労働組合のストライキ状況に左右されるとのことです。
(3)一方、ブエノスアイレス首都圏のバス、電車、地下鉄は、同日19時~深夜0時(24時)までストライキを実施すると発表しており、19頃時までは通常通りの運行となる予定です。ただし、下記(4)のデモ活動のため、議会議事堂周辺を通過する路線については、ルートが変更される可能性があります。また、タクシーも同様に同日19時~深夜0時(24時)の間のみサービスを停止すると発表しています。
(4)なお、有料道路料金所の労働組合がストライキへの参加を表明しているため、場合によっては高速道路を利用した自家用車による移動も影響を受ける可能性がありますので、こちらも併せてご注意ください。
(5)加えて、運送業の労働組合もゼネラルストライキへ参加を表明していることから物流が滞る可能性があり、スーパーマーケット等において日用品が一時的に品薄になることも考えられます。さらに、労働組合がゼネラルストライキへの参加を表明していない業種についても、当日職員が出勤出来ずに臨時休業となる可能性があります。こうした二次的な影響についても考慮したうえで、必要最低限の生活必需品を備蓄しておくなど、各家庭で必要な対策をとるようにしてください。
(6)また、同日正午以降、連邦議会議事堂前広場にデモ活動家が集結し、「労働総同盟(CGT)」代表者による演説等のデモ活動が行われる予定です。場合によっては、デモ活動参加者と治安部隊との衝突が発生する可能性があることから、決して興味本位でこれらの群衆・場所に近付かない様に注意してください。
2 外務省海外安全ホームページのご案内
外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますので、是非ともご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0
また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。
※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
【問い合わせ先】
在アルゼンチン日本国大使館 領事班
Bouchard 547 Piso-15, Buenos Aires, Argentina
電話:(市外局番011) 4318-8200 / 国外からは(国番号54)-11-4318-8200
ホームページ(日本語版) http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm
領事班代表メール:conbsas@bn.mofa.go.jp
こちらは2023年12月22日のデモの様子です。こちらはオベリスコの周りの共和国広場ですが、従来のブエノスアイレス中心部のデモ活動におけるデモ隊を広場の片側に寄せて、交通は遮断するようにはさせていません。
しかしながら、今回は労働連盟を中心とするゼネストのため、すでに1月23日深夜から中心部でテントをはって、深夜からのデモ活動に備えている人たちもいます。
またバスなどの交通手段もデモに参加するのは午後7時からということで基本的に日中の市内の移動は可能ですが、国会議事堂付近や町の中心地には人が出ているのでスムーズにはいかず、また暴徒と警察隊との衝突の可能性がありますので、出かけるのは避けた方がいいでしょう。ただ、私はパレルモ地区に住んでいまして、午前中の病院の予約にレコレータ地区に行くのは特に問題がないと思います。
それぞれの予定変更、それに伴う宿泊などの変更は問い合わせておいた方がいいでしょう。今回のゼネストは12月10日から発足した新政権の下提出されたDNU大統領令やオムニブス法への反対への意思表示で、比較的大きなことが予想されますが、新大統領下の制止力は今までにないほど強く、実際にバスや地下鉄などは午後7時からのデモになりますので一般的な会社員などで働く人達の足には問題がありません。
なお、ご旅行中の方々の国際線はブラジルからのフライトはキャンセル、そして、夕方から夜発のフライトは24日のデモが終了する深夜0時以降25日になってからに変更されているそうですので関係のある方はそれぞれご確認ください。