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ロンドンの金融街「シティ」のなかにある屋内市場レデンホール・マーケットは、14世紀から続くロンドン老舗マーケットのひとつ。
マーケットとは思えないほど壮麗な姿に、見覚えがある人も多いことでしょう。
2012年のロンドン五輪でマラソン・コースの一部となり日本人選手たちも駆け抜けたほか、数々の映画やドラマのロケ地としても頻繁に使われています。
特に「ハリーポッターと賢者の石」では、パブ「漏れ鍋」とダイアゴン横丁周辺としてこの市場が登場。ロンドン市内にあるハリポタ聖地としては、キングズクロス駅やセントパンクラス駅と並ぶ人気スポットです。
今ではおしゃれで華麗な雰囲気を醸しまくっていますが、中世の頃はお肉屋さんがズラリと並ぶ精肉市場。
牛・豚・鶏・羊などの家畜牧畜はもちろん、キジ・ウズラ・鴨・アヒル・鹿・猪のような狩猟肉まで……
当時ここを通ったら、きっと獣肉の臭いがプンプン充満していたでしょうね!
このロケーションはもともと、ローマ人が居住地としたロンディニウム(←のちのロンドン)の中心部。まさにロンドンの歴史を物語る場所にある、レデンホール・マーケット。
今あるアーケード建築は、19世紀に活躍したホレス・ジョーンズ卿の設計。彼は他にもロンドン老舗マーケットのビリングズゲイトやスミスフィールドも手掛けたけれど、世界的に有名な代表作はこちら。↓
タワー・ブリッジ! 大型船が通るときは開閉するつり橋で、もちろん観光名所。ロンドンで最もビジュアル満点な橋だから、つい間違ってロンドン・ブリッジと呼びそうになりますよね。笑
今ではパブやレストランなど飲食店、ブティック、生花店、チーズ専門店、葉巻店などが並ぶレデンホール・マーケットは、イングランド銀行やセントポール大聖堂からも遠くありません。
特にハリー・ポッターのファンならば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!