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ケアンズには世界遺産がふたつあります。グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林です。ケアンズ発キュランダ鉄道に乗り、熱帯雨林にあるキュランダへ向かいます。大型恐竜たちが生きていた約1億3000万年前に形成された地球の神秘が広がる世界です。
125年以上の歴史をもつ観光列車・キュランダ鉄道、ケアンズセントラル駅からキュランダ 駅までの32kmを約2時間弱で結びます。
かつて「世界の車窓から」のオープニングを10年務めていたキュランダ鉄道。どこか遠い国のような気がしましたが、実際に自分が乗るとなると感慨もひとしおです。
キュランダ鉄道は全席指定席で自由席はありません。普通車(ヘリテージクラス)と、ドリンクサービス(アルコールを含む)と軽食サービスのついたゴールドクラスの2種類があります。
午前と午後各2便の運航で、特にゴールドクラスが連結されているのはそのうちの1便、2両のみなので大人気です。予定が決まっているのであれば、あらかじめ予約必須です。
筆者は日本ではグリーン車には乗りませんが、ギリギリ空いていたゴールドクラスを予約しました。鉄道好きなのもありますが、この2時間の空間はなにものにも代えがたいほどの感動の旅です。
座席は、ゆったりとしたソファシートです。
ドリンクサービスと軽食サービスのメニューが配られ、スタッフさんの説明が始まります。うれしいことにテキパキされた素敵な日本人女性です。
また観光案内もしてくれます。
ドリンクは、赤白ワイン、スパークリングワイン、ビール、ソフトドリンク、コーヒー、お茶などが飲み放題です。軽食は、マカダミアナッツ、各種チーズ、ドライフルーツ、クラッカー、ペーストなど、選りすぐられた、良質のオーストラリア名産たっぷりの軽食です。
最後のマンゴーシャーベットで締めくくりです。これが、抜群においしいのです。
もちろんフリードリンクなので、スパークリングワインやオーストラリアビールも楽しみました。
”世界の車窓から”で見たような光景が目の前に展開され、世界最古の熱帯雨林が広がっています。
バロン滝が見えるところで一度列車は停車、降りて写真撮影タイムがありました。約260mの落差がある滝。大自然の迫力とマイナスイオンあふれる滝を見ているだけで癒やされます。
キュランダ駅に到着しました。世界最古の熱帯雨林「バロン渓谷湿潤地帯」のジャングルを縫うように走るキュランダ鉄道、車窓から見える圧巻の景色をお楽しみください。可能ならゴールドクラスに乗車し、おいしいオーストラリアにも出合ってください。ケアンズ旅のおすすめです。
*2023年12月13日頃に発生したサイクロンの影響により、キュランダ観光列車も運休してましたが、3月2日以降、平日含め通常再開見込みとの事です。
最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。