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今日はバレンタインデー、イタリアでは「San Valentino(サン・ヴァレンティーノ)」と呼ばれる恋人たちの日です。
バレンタインデーはイタリアが発祥の国ということをご存知ですか?
今回は、バレンタインデーについて、起源やイタリアの文化、おすすめチョコレートショップをご紹介します。
起源は、ローマ時代まで遡り多くの伝説が残されています。キリスト教司教だったヴァレンティノは、結婚が許されていないカップルの結婚式を行い、言い争いをしている2人にバラを渡し和解させたといわれています。
そして、273年2月14日にローマで亡くなったことから、「San Valentino(サン・ヴァレンティーノ)」は愛の守護聖人と呼ばれ、恋人たちの日となりました。
イタリアでは、バレンタインデーの日に男性から女性にバラの花を贈る習慣があります。バレンタインデーの前日から、街中でもバラが販売され、一輪のバラや花束を持つ人々でとても華やかな街並になります。
レストランでは、バレンタイン特別メニューも登場しランチやディナーを大切な人と過ごす人たちも。
洋菓子店でもバレンタイン限定のドルチェが販売され、ハートやバラをモチーフにしたケーキ、ピンク色のスイーツなど大切な人たちへ贈ります。
ミラノには「チョコラテリア(Cioccolateria)」と呼ばれるチョコレート店が多く点在しています。イタリアのチョコレートは、ヘーゼルナッツが入ったソフトな食感が特徴です。
バレンタインが近づくと多くのお店で限定チョコレートが登場。ここでは、2つのおすすめチョコラテリアをご紹介します。
ザイニ・ミラノは、1913年にミラノで創業した老舗チョコレート店です。店舗内は、シャンデリアやバーカウンターがあるノスタルジックな雰囲気。
ここでの魅力は、チョコレートのパッケージです。創業当時から、アールヌーボーの流れるようなデザインと洗練された色彩で人々を魅了していました。現在も目を引くパッケージが引き継がれ、なかには街のシンボル「ミラノ大聖堂」がデザインされたパッケージもありお土産におすすめです。
バレンタインの時期には、見た目が本物のバラような形をしたチョコレートも販売。
チョコレート以外にもケーキやサンドウィッチもあり、テーブル席で軽食をとることができます。
ヴェンキは、1878年にピエモンテ州トリノで創業したチョコレート専門店。
ピエモンテ産のヘーゼルナッツを使用し、こだわりの材料を使用しているのが魅力です。日本にもオープンしたのでご存知の方もいるかもしれません。
バレンタイン限定チョコレートは、ハート型のチョコレートからラズベリーが入ったピンク色のホワイトチョコレートなど、この時期だけ楽しめるフレーバーが並びます。
ヴェンキの代表的なパッケージのひとつに本の形をした缶があり、こちらもバレンタイン限定のデザインが販売されます。
ヴェンキのおすすめは、ピスタチオやチョコクリームの入った「チョコビア」と3層のチョコレートで構成されたソフトな食感の「クレミノ」です。1粒からでも購入できるので、ヴェンキへ行ったらぜひ試してみてください。
ミラノ市内は店舗数が多く、カフェがある店舗もあるのでテーブル席でゆっくりコーヒーやチョコレート、クレープ、ジェラートが堪能できます。
バレンタインデーのミラノは、バラと甘いスイーツの香りでいっぱいになります。2月にミラノに行く機会があったらぜひ限定スイーツを試してみてください。Buon San Valentino!(素敵なバレンタインデーを!)