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【香港】着々と整備が進む、ビクトリアハーバーのプロムナード

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2024年2月18日
公開日
2024年2月18日
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香港を香港たらしめているのは、香港島と九龍半島の間にあるビクトリアハーバーです。これがあるからこそ、香港が繁栄して100万ドルの夜景を生み出しました。ビクトリアハーバー沿いには昔からプロムナードが整備されてきていて、筆者もよく犬を散歩させていました。プロムナードの魅力は香港島側でも九龍側でも、対岸の高層ビル群が臨めることです。昼間の景気、夜景などいろいろな顔を知ることができます。近年、それを見直す形で再整備の工事が行われていて、2028年には全長34kmの遊歩道が完成する予定です。

炮台山のプロムナードからからみた九龍側の景色

新規ルート、再整備など、一定の距離が完成したところから部分開通させているのですが、最近は湾仔(Wan Chai)に「水上運動及康樂主題區(Water Sports and Recreation Precinct)」というエリアが完工し、より楽しめるようになりました。場所は銅鑼湾(Causeway Bay)の西側の避風塘(Typhoon Shelter)がある鴻興道(Hung Hing Road)沿いで、近くには愛護動物協会(SPCA)の建物などもあります。

今回、香港で鉄道を運営している香港地鉄(MTR)から引退した2両の車体が展示されています。東鉄線(East Rail Line)で使用されていた車両で、海浜站(Harbour Station)という疑似駅のプラットフォームを作ることで臨場感を演出しています。10時から22時の間は車内に入ることもでき、ワークショップなども開催されます。その先には、円形の広場になっていて、そこには、展望台を作ったことでビクトリアハーバーを臨めるほか、インスタスポットになるような金色の搭が立っています。

©︎写真提供:香港政府新聞処 展示されている車両
©︎写真提供:香港政府新聞処 搭と展望台

これで炮台山(Fortress Hill)から堅尼地城(Kennedy Town)まで約9kmが繋がりました。香港観光はどうしても“忙しく”なりがちですが、ここでゆっくりとした時間を過ごすのも一計かと思います。

中環方面に向かうプロムナード
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