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今年は”ヨーロッパ最大の子どものカーニバル”といわれる、マインツの子どものカーニバルを初めて見てきましたので、そのときの様子をお伝えしたいと思います!◎最後の章には、おまけでカーニバルの時期に食べられるドーナツについて触れています。
本題に入る前に今年経験したことをお話したいと思います。
2月10日(土)と11日(日)の週末に出かけたときのこと。(カーニバル期間の週末・フランクフルト周辺にて)
2月10日(土)はマインツの子どもカーニバルを見に、マインツに行きました。そちらでの予定としては、日曜日も11:00~17:00まで開館しているはずの「グーテンベルク博物館(Gutenberg Museum)」に行こうとしていましたが、そちらが閉まっていました。
また同時に、マインツの街の中心部にある大型家電量販店ザトゥーン(SATURN)なども閉店していました。ドイツでは日曜日にお店が閉まる「閉店法」が有名ではありますが、この日は土曜日だったにも関わらず多くのお店がシャッターを閉めている様子から、カーニバルによる特別閉店日だったのかと思います。
2月11日(日)は友達とフランクフルト近郊のカフェでお茶をする予定でした。Google mapで事前に調べたカフェのお店の情報では、日曜日は通常このお店は開店しているお店の”はず”でした。実際に当日カフェに行ってみると、なんとお店はお休み! こちらもカーニバルによる休暇のようでした。フランクフルト近郊のお店でもこのようなことがあるんだ、と驚きました。
つまり、カーニバルの週末はお店や施設に関して、イレギュラーな営業時間になっていることがあることに注意、と今年教訓として学びました。
(※ドイツ全土の話ではなく、カーニバルが盛んな都市周辺のお話です。)
カーニバルの時期に行きたいお店や施設などが事前に決まっていたら、ホームページや電話で開店状況を確認するなどした方がよさそうです。
さて、本題のマインツの子どもカーニバル(Mainzer Jugendmaskenzug)についてです。こちらのカーニバルは、ヨーロッパ最大の子供・青少年カーニバル・パレードとされているそうです。仮装した子どもたちが通りを大人たちと練り歩いていました。
参考までにこちらの動画を見れば、実際の様子がよりよく伝わるかと思います。
2024年のMainzer Jugendmaskenzugを取材した現地ローカル報道番組の動画 2分弱の動画
子どもたちがとてもかわいらしく見ているだけでほっこりとした気持ちになれるカーニバルでした。
子どもがメインのカーニバルとはいえど、大人たちも楽しそうに子どもとカーニバルに参加しており、元気な声で大人も子どもも、カーニバルを道路わきで見ている観客たちも“Helau!(ヘラウ!)”と言いながら手を挙げて祝っていました。
このカーニバルの掛け声は、マインツとデュッセルドルフでは“Helau!”、ケルンでは“Alaaf!(アラァアフ!”と地域別に異なっているのがおもしいポイントです。
私は偶然にもまだ“Helau!”しか聞いたことがありませんので、次はぜひケルンのカーニバルにも訪れてみたいと思います。
私の記事で一度はご紹介したことのあるこのドーナツは「ベルリーナー」といわれていますが、ドイツの他の地域では「プファンクーヘン(Pfannkuchen)」などともいったり、「クラプフェン(Krapfen)」という名もあるようで、各地でさまざまな名前があります。
カーニバルの時期になると派手にスーパーやパン屋さんなどでこちらのドーナツが売り出されるのですが、近所のスーパーではこのように特設販売会場ができあがっていました。
中にジャムが入ったシンプルなクラシックタイプのもの、チョコレートヌガー入りのもの、そして今年発見した珍しい味は、ピスタチオクリーム入りのものです。普段はあまり見かけることはなく、通常では中にイチゴなどのジャムが入っていることの方が多いです。
ですが、このカーニバルの時期になると特別なベルリーナーが食べられるかもしれませんので、お店で探してみてください。