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半世紀以上の歴史を誇る「第52回香港芸術節(Hong Kong Art Festival)」が開催中です。フェスティバルは後半戦に入りましたが、3月24日の最終日までにまだ50回以上の上演が予定されています。
3月15日はバイオリニストの諏訪内晶子が世界でも最も名高い室内オーケストラのひとつであるルツェルン音楽祭弦楽合奏団とのコラボレーションしたコンサートを開催します。モーツァルト、プロコフィエフらの名曲を演奏する予定です。
同じ音楽で面白いのは、ヘビーメタルとシンフォニー管弦楽団のコラボするのが「Bright & Black」というプログラムです。バルト海フィルハーモニックがチェリストのエイカ・トッピネンを迎えヘビーメタルの曲を演奏するというものです。日本でもなかなか聞くことができないコンサートだと思います。
人間と人形で現実と超現実の世界を描いた「Courville」は2021年に初演された作品です。1970年代のカナダを舞台に思春期の少年の家族、仲間、社会などを描きます。効果的な舞台効果、証明、プロジェクション、ピンクフロイドの音楽などを巧みに盛り込むことで不思議な世界観も演出しています。
シェイクスピアの有名な戯曲である「テンペスト」。2022年に亡くなったイギリスの演劇プロデューサー、ピーター・ブルックの最後の制作の1つとしてテンペストを再構築した「Tempest Project」というのがあります。新しい斬新な解釈を加えてテンペストを見ることができます。
このように見どころがまだまだあります。日本であまり上演されないプログラムも少なくないので、興味がある方はぜひ観賞してみてください。なお、アートフェスティバルのチケットは、URBTIX各店とCitylineというプレイガイドなどで販売されています。