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全世界で累計発行部数、1億2000万部を突破した漫画『進撃の巨人』(講談社)。ストーリーは完結ししているものの、今なお世界中で根強い人気を誇っています。今回は、そんな『進撃の巨人』を生み出した原作者・諫山創先生の誕生の地、大分県・日田市で『進撃の巨人』スポットを巡る旅をご紹介します。
『進撃の巨人』聖地巡礼の旅の入口、日田駅南広場ではリヴァイ兵士長の銅像が出迎えてくれます。この「リヴァイ兵士長像」は、クラウドファンディングの支援により建立されたもの。これだけで、キャラクターの人気ぶりがうかがえます。銅像の横に立ち「心臓を捧げよ」のポーズを取ったら、気分はもう調査兵団の一員。ワクワクしながら、旅をスタートさせるにはピッタリの場所です。
日田駅から徒歩8分ほどの場所にあるのが「進撃の日田カフェ」。ここでは「進撃の日田」コラボグッズの販売や、リヴァイ兵士長とエルヴィン団長のARがありフォトスポットとしても楽しめます。各種ドリンクと、サルヴァトーレ・クオモ氏によるSDGsジェラートを注文すると、限定スリーブが手に入るのでお見逃しなく。
サッポロビール九州日田工場敷地内にあるのは「進撃の巨人 in HITAミュージアム ANNEX」。こちらには『進撃の巨人』のイマーシブコミック体験やキャラクターパネル、大型壁面コラージュなど貴重な作品を見ることができます。3つの巨大スクリーンに囲まれて、『進撃の巨人』の世界に没入できるイマーシブコミックは見応え抜群。
数々の印象的なシーンが並ぶ展示作品は、全34巻の中から計86ページを選び、諫山先生がコメントを添えている貴重なものばかり。「気持ち悪い巨人を描くのが好きでした。しかも週刊少年マガジンに掲載させる見開きなので、インパクトを残したく、半ばテロ目的でした」など、読んでいでクスッと笑ってしまうものもありました。
クラウドファンディングの第一弾として設置されたのが「進撃の巨人 エレン・ミカサ・アルミンの少年期の銅像」。作中でも「壁」がキーワードになっていますが、この場所から見上げるダムはウォール・マリアを連想させます。
ここに佇む銅像はもちろん、ダムそのものが超大型巨人のARスポットになっており迫力抜群。この場所が、ファンから絶大な人気を誇っているのは言うまでもありません。ここに立つと「その日 人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……」という有名なセリフが、つい頭をよぎります。
聖地巡りでランチをするなら、「焼そばの 想夫恋 大山店」がおすすめ。こちらは諫山先生が高校時代にアルバイトをしていたお店です。生麺をこんがりキツネ色に焼いた焼そばは、日田の名物。今回は「焼そば(生玉子入)950円」を注文しました。ツルッとした生玉子とパリパリに焼きあげた麺が相性抜群で、一気に食べ進めてしまいました。
店内にはサインが飾られており、諫山先生の地元愛が伝わってきます。私が食事をしている間も、何人ものお客さまがサインと一緒に写真撮影をして楽しそうに過ごしていました。
大分県日田市大山町の道の駅「水辺の郷おおやま」内にオープンした「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」は、開館3年で来場者30万人を超えた超人気スポット。
諫山先生の幼少期から青春期の作品や、原画がずらりと並んでおり『進撃の巨人』ファンにはたまらない空間となっています。執筆する際、実際に使用していたデスクもあり、諫山先生と同じ椅子に座ることができる体験は感動もの。
「焼きそばの想夫恋 大山店」は「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」がある「水辺の郷おおやま」付近にあるので、ゆっくり焼そばを食べて『進撃の巨人』に思いを馳せながら、見応え抜群の「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」に足を運んでみてください。
※日田市役所 観光課および講談社ご担当者様も内容ご確認済です。
※すべて撮影許可をいただいています。