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「4月25日橋(Ponte 25 de Abril)」は、リスボンとテージョ川対岸のアルマダとを結ぶ赤いつり橋。多くの人が思い起こすサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ同様、絵葉書などにも登場するリスボンを象徴するスポットのひとつです。
今回は、そのリスボン側の橋脚を活用した屋外ロッククライミングジム「Escala25(エスカラ・ヴィンチシンコ)」を紹介します。
Escala25の最寄駅は「Alcantara-Mar(アルカンタラ・マー)」。グラフィティだらけのなかなかユニークな駅です。
ここから4月25日橋を目指して歩いていきます。
人気観光スポット「LX Factory」の裏口、それからコンテナでできたユニークなコワーキング&カルチャー施設「Village Underground Lisboa」を通り過ぎると、エレベーターで橋の上まで行ける「Experiência Pilar 7」の入口が見えてきます。
エスカラ25の入口は、「Experiência Pilar 7」と同じです!
これが分からず、私はこの周辺をかなりの間、ぐるぐると周ってしまいました。
エレベーターの受付で、「Escala25」に行きたいというと、人数分のチケットを発行してくれます。このチケットは無料です。
チケットでカウンターに向かって左側にあるゲートを通り、クライミングジムへと向かいましょう。
エスカラ25のベースキャンプで受付をします。
ギアの貸し出しもありますので、手ぶらでもすぐに始められます。また、初めての人は、希望すれば有料のレクチャーを受けることもできます。もちろんレクチャーなしですぐにクライミングを始めても大丈夫です。
スタッフは英語ができますし、また記入書類も英語対応しているので安心です。
未成年者の場合は、親が同意書類を記入してください。5歳ほどの小さなお子さんでも体験できますよ。
クライミングは通常、登る人(クライマー)とクライマーの安全を確保する人(ビレイヤー)の2人1組で行われます。エスカラ25には「オートビレイ」と呼ばれる自動ビレイ機が5台あるため、ビレイヤーが不在でも、安全に1人でクライミングに挑戦できます。
オートビレイは、手を離すと瞬時にブレーキがかかり、クライマーをゆっくり下まで降ろしてくれるのですが、12mの壁を登り切って、初めて手を離す瞬間は、ちょっと怖いものです。
「初心者は数m登った段階で、一度降りる練習をするといい」とスタッフの方がアドバイスしてくれました。
フレンドリーなスタッフがビレイヤーとして手伝ってくれることもありました。
この12mの壁は、初心者がトライできるものから、中上級者向けの複数のオーバーハングルートやアーチも備えています。また、ボルダリング用のウォールもあります。
けれどもこのジムの魅力はなんといっても、都心の真ん中にありながら、屋外だということ!
開放的なジムで壁に挑んだ後の生ビールやアルテザンアイスは、最高だと思いませんか?
ぜひ一度訪ねてみてくださいね。
(撮影by東リカ)
※撮影写真の掲載許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止