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世界のアート好きが注目するマガジン「トイレットペーパー・マガジン」の本社アパートには、ミラノに住むミラネーゼーのインスタグラムで話題になっているウォールアートがあります。
ミラノ中心地から少し離れたチッタ・スタディ(Città Studi)地区にたたずみ、このエリアは高層ビルはなく閑静な住宅街で低層住宅が建ち並ぶエリアです。
20世紀初頭デザインのファサード全体が赤、ピンク、青で塗られ、カラフルで目を惹くアートが描かれています。
今回は、トイレットペーパー・マガジンとミラノにある本社アパートについてご紹介します。
イタリア人コンテンポラリーアーティストのマウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattela)、写真家のピエルパオロ・フェラーリ(Pierpaolo Ferrari)、アートディレクターのミコル・タルソ(Micol Talso)によって2010年に共同で作成したアート雑誌。
マウリツィオ・カテランは、ミラノ証券取引所の前にそびえたつ、中指を立てた巨大な彫刻「L.O.V.E.」の作者でもあります。詳細はこちらの記事に掲載しています。
トイレットペーパー・マガジンは、ユニークなコンセプトとポップでカラフルなコントラストに彩られた写真が特徴。写真のみで構成し、文章はなく、鮮やかな色彩とポップでシュールなクールさからアーティスティックなイメージを表しています。
出版は年に2回、アート系のブックストアやオンラインで販売。
言葉では説明できないユーモアある作品で、多くの人々を惹きつけるアート誌です。
トイレットペーパーマガジンはイタリア食器ブランド「セレッティ(Seletti)」とコラボレーションをして、カラフルでユニークなイメージが描かれた食器が人気です。
インテリアのブランド「グフラム(Gufram)」のほか家電、コスメなどのコレクションもあります。
食器からソファ、テーブル、ラグ、ミラーなど多くのユーモアあふれる作品を販売。
ファッションブランドMSGMやKENZO、Maison Kitsuneなどともコラボし国内外問わず注目されているのです。
常にアート界に強い印象を与えているトイレットペーパー・マガジン。
本社アパートも道ゆく人々を魅了するインパクトのあるデザインが施されています。
場所は、地下鉄2番線「Piola」から徒歩約10分。もしくは19番のトラムを使用してV.Le Romagna Via Pascoli下車1分の場所にあります。
閑静な住宅街にあるので、遠くからでも鮮やかなウォールアートが目に飛び込んできます。
トイレットペーパー・マガジンが創り出したユニークなアート作品がアパートの壁に描かれているのです。
リップを持った手、カラフルな花、赤いドア、バラの花びらと目など、一度見たら忘れられないようなデザインが広がっています。
内部はイベント開催時のみアクセス可能です。
4月のデザインウィーク期間中はオープンしているので、公式サイトを確認みてください。
ウォールアートは、いつでもアパートの外から撮影することが可能です。デザインが好きな方はぜひ足を運んでみてください。SNS映えする写真を残すことができます。
トイレットペーパー・マガジンのインテリアを使用した宿泊先もミラノに誕生しました。ホテルではなく、アパートの一角を使用しているのでトイレットペーパー・マガジンのウェブサイトまたはAirbnbを通じて借りることができます。