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モントリオールからボンジュ~ル!
皆さんこんにちは。モントリオール在住、カナダ特派員のNAMIです。
5月25日の記事ではトロントに行った際に、アーミッシュの方々がたくさん住んでいるセント・ジェーコブズの街をご紹介しましたが、モントリオールにはユダヤ人が非常に多い街として知られています。
正統派ユダヤ教徒が多く住むのはパークと通り沿いにあるウートルモン周辺が有名です。
この他にもコート・サン・リュックやハンプステッドという地区にもユダヤ系の方がたくさん住んでいます。
そういったこともあり、皆さんがご存じのB級グルメ「ベーグル」や「スモークミート」など、ユダヤ教徒の文化を感じられる都市となっています。
本日ご紹介するのは、ユダヤ人地区ではありませんが、ふたりのユダヤ系カナダ人がオーナーで、アットウォーター市場からも遠くないSt-Henri(セント・アンリ)地区にあるユダヤ系のブランチレストラン「ARTHURS(アーチュール)」です。
「ARTHURS(アーチュール)」は非常に有名で人気のあるブランチレストランで、週末は外に列ができるほど。
予約はできず到着順なので、平日は12時前か13時過ぎくらいとランチライムを外せば待ち時間なく入れると思います。
週末はどうしても混むのでなるべく早めに行き、名前と電話番号を告げると席が空いたときにメッセージが来るので、レストラン周辺を散策してみてもいいですね。
いちばん人気のメニューは「Latke Smorgasbord」でChallah(ハッラー:ユダヤ教徒が安息日やユダヤ教の祝祭日に食べるパン)、サーモン、スクランブルエッグ、きゅうりのサラダ、latke(ラトケ:東欧系ユダヤ民族の伝統料理で、ポテトパンケーキの一種)、とりんごのコンポートというボリュームたっぷりの一品。
そして次に人気のあるのが、ふわっふわのパンケーキ「Syrniki(シルニキ)」。
シルニキは、白チーズ(ARTHURSではカッテージチーズを使用)を使ったパンケーキの一種で、ロシア、ベラルーシ、リトアニア、ウクライナ、ポーランドなどの菓子です。
一般的にはサワークリームやジャム、または溶かしバターをつけて食べるのが慣習のようですが、こちらではメープルシロップをたっぷりと上からたらして食べます。
見た感じはふわふわしていますが、食べるともっちりしていてこの上ないおいしさ。
なんといっても存在感がハンパなく、横で食べている人がいたら絶対に「コレ注文したい!」と思わせるほどです。
ユダヤ教徒の食べ物といえば、食物の清浄規定(カシュルート)で定められた食物(カシェル)ですが、こちらのレストランで提供されるお料理は特に「カシェル」を気にしているわけではないそうです。
本日は、モントリオールでは食文化にも根付いて文化を感じられる、ユダヤ系料理を食べることができるレストラン「ARTHURS(アーチュール)」をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
À très bientôt(また近いうちにお会いしましょう)