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【ボルジョミ】レトロな車庫を発見

MAO

MAO

ジョージア特派員

更新日
2024年5月27日
公開日
2024年5月27日
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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!

先日お天気の良い日にボルジョミを散歩した際に、古い列車が沢山あるレトロな車庫に出会いました。
今日は、そんな素敵なソ連レトロの車庫を紹介しますね。
電車や鉄道好きの方は、きっとワクワクされるだろうなぁと筆者も沢山写真を撮り楽しみました。

蒸気機関車も発見!

ボルジョミの車庫があるのは、ボルジョミ駅。駅に併設された場所に車庫があり、ソ連時代に使用されていた多くの列車が保管されています。

まずそのボルジョミ駅ですが、町の中心地から歩いて片道1時間程です。タクシーでは10ラリ程でしょうか。

町の中心地からずっと真っ直ぐ50分程歩くと、右手に橋が出てきます。(以下Google Mapを参照ください)
その橋を渡り再び地図の通り少し歩くと、高層アパートの壁に、来年2025年にバクリアニで開催される”欧州ユースオリンピック”のペインティングも見る事が出来ます。(以前はかつて立候補していた、2014年冬季オリンピックの絵でした)
色合いが鮮やかなので、ボルジョミに入ると車窓からも良く見えるのです。

またこの橋がかかる道は、スキーリゾートであるバクリアニに行く道でもあり、冬場はスキー板を積んだ多くの車がこの道を通ります。また過去の記事(以下掲載)でもご紹介している通り、現在ボルジョミとバクリアニ間にある狭軌鉄道は、観光客向けの運行は行っていません。

その為、実際にこの沿線で走る蒸気機関車を見ることは出来ませんが、ボルジョミ駅の近くには、実際に用いられていた蒸気機関車が展示されている広場があります。

Google Mapでは鉄道博物館と位置付けされていますが、屋内の博物館というものではなく、屋外に機関車の先頭一両目のみが展示されています。

晴れた日に見ると、青空に映えてとてもレトロで、また機関車を近くで見ることが出来るのでお子様連れの散歩なども楽しめると思います。車庫からも数分の距離ですぐ近くなので、車庫に行くついでに立ち寄ってみてくださいね。
筆者は蒸気機関車を見て、数年前にアニメの影響で日本の地方でも蒸気機関車ブームがあったなぁと少し懐かしく感じました。

・【ジョージア・バクリアニ】ボルジョミから近い、冬の有名リゾート地バクリアニへ!
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3004810/
カラフルなBakurianiの看板
展示されている蒸気機関車
中までしっかり見えます

ソ連時代に走った列車の宝庫

さて蒸気機関車が展示されている場所からすぐ近くにボルジョミ駅はあり、その駅裏が車庫となっています。

車庫という名前で紹介されているわけでも無いですし、地元民からしたら古びた馴染みのある列車が無造作に置かれているだけの場所かもしれません。

しかし列車に書かれている文字がジョージア語とロシア語の両方で、またソ連時代に実際走っていた列車である事から、鉄道にあまり詳しくない私でも凄くレトロに感じたので紹介しますね。
もし列車でトビリシからボルジョミに来られる方や、ボルジョミから列車でトビリシに帰られる方は時間がある場合は、この車庫を散歩されてはいかがでしょうか。

列車は錆びているものがあったり、落書きされているものもありますが、雑草が生えた車庫で青空の下で佇むその姿は、なんだかタイムスリップしたようでした。列車は客席に入る事は出来ませんが、中を覗く事は出来ますので、中の様子も伺えます。

ここのボルジョミ駅は勿論今も使用されていて、筆者が訪れた時も列車が到着していました。

ボルジョミ駅の次が、ボルジョミ行列車の終点である、ボルジョミ中央公園近くにある”ボルジョミ公園駅”です。ですので、中心地に行きたい場合はここで降りず、終点まで乗りましょう。

ボルジョミ駅に停車中の列車
レトロな列車たち。

ノスタルジックに浸る

今回は、ボルジョミ駅裏にあるレトロな車庫を紹介しました。ソ連時代の人々にとっては、大切な移動手段であったのだろうなぁと思うと同時に、ソ連でも有数のサナトリウムであったボルジョミには、ソ連各地から大勢の観光客が来たと言われています。
そんな栄えた時代に多くの人々を乗せ、役目を終えて静かにボルジョミに保管される列車はすごくノスタルジックに感じます。是非散歩がてらに見学してみるのはいかがでしょうか?

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