キーワードで検索
先日は「アジアのベストレストラン50」を紹介しましたが、主催者のウィリアムリードは「世界のベストレストラン50」を発表しました。香港の最高位は広東料理の店「永(Wing)」で20位にランクイン。また、このランキング常連の広東料理の「大班楼(The Chairman)」は24位にランクインしました。
ちなみに1位はバルセロナにある「Disfrutar」でスペイン料理をベースとした創作料理の店です。日本のトップは東京にあるスランス料理の店「SÉZANNE」が15位でした。
採点ルールはほぼアジアのベストレストラン50と同じです。世界27の地域に分け、1つの地域ごとに40人の投票者がおり、合計で1080人で投票します。男女氏は50:50、34%がシェフやレストラン経験者、33%がライター、33%が美食家という割合です。そのうち25%は新しい投票者となっていいます。18ヵ月以内に訪れたレストランが対象で、10のレストランを選ぶうち7つは自分が在住する地域から選びます。
中環(Central)地区にある「永(Wing)」の料理人は鄭永麒(Vicky Cheng)という方で、フランス料理店「VEA」ののシェフでもあります。彼は中華料理の店も経営したいということで、「VEA」が入っている店の下に「永(Wing)」をオープンさせました。そんな背景から、この店はフレンチと中華が融合した独創的な料理が楽しめます。
ガイドブックの『ミシュラン』を含めて、何度も紹介してきた大班楼(The Chairman)ですが、とにかく広東料理の地位向上に貢献したと言えるレストランです。予約必須に店ですが、一度行く価値はあると思います。