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ミラノには、世界でも知られる美術品を数多く収蔵する美術館が多く点在していますが、イタリアや歴史を深く学ぶことができる博物館や水族館もあるのです。
町の中心地にある広大な公園内に位置しているので、お子様連れの方にもおすすめのスポットでもあります。
今回は、大人から子どもまで楽しめるミラノの博物館と水族館をご紹介します。
ミラノ大聖堂からも徒歩距離にある、インドロ・モンタネッリ庭園内にミラノ自然史博物館があります。
博物学者が自身のコレクションをミラノ市に寄付し1800年代に設立されました。19世紀に建てられた建物内に位置し、ネオロマネスク様式の外観は存在感があります。
博物館は、2フロアに分かれ、23のセクションがあります。
世界中から集められた鉱物コレクション、恐竜や先史時代の化石、人類の起源、軟体動物や昆虫、脊椎動物は国内や海外からの剥製など、5つのテーマに沿って展示。
100体を超える実物大の生物は、イタリア最大のコレクションと言われています。
実物大のジオラマエリアも生きているかのように展示され、ティラノサウルスの骨格標本は迫力があるので見逃せません。
展示物は多くありますが、規模は小さいので1時間半ほどですべて見ることができます。
水族館の場所は、ミラノの中心地にあるセンピオーネ公園内に位置しています。
センピオーネ公園は、ミラノの凱旋門「平和の門(Arco della Pace)」、「スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)」も隣接し観光名所にもなっているのです。
1900年初頭に建設された建物は、水をテーマにした装飾が魅力的。海辺の生き物をモチーフとした彫刻、マジョリカタイルも印象に残るアール・ヌーヴォーデザイン。水族館の正面には、水と海の神ネプチューンの像がたたずんでいます。
館内はワンフロアでこじんまりした印象ですが、イタリアの海岸や湖、川で生息している生き物を飼育。中庭には、亀や魚を飼育、地下には小さなエリアに標本が展示されています。
100種類以上の水中生物の中には、トロピカル地域の魚たちも。これは、温暖化を表しており、以前はイタリアにはいなかった生物が、気候の影響でイタリアでも見かけるようになったそうです。
日本にある水族館と比べると感動はないかもしれないですが、小さいながらも水槽のトンネルもあり、イタリアで生息している生き物を見たり、建物を見るだけでも十分に楽しめるスポットです。
観光名所としてはあまり知られていないので、静かな空間でイタリアを深く知りたい方にはおすすめのスポットです。日本にあるものとは異なる展示や説明にも興味深く学ぶことができます。
ヨーロッパ建築が楽しめ、窓の形や外観の装飾なども魅力のひとつ。
お1人様からご家族連れでもゆっくり楽しめるスペースとなっているので立ち寄ってみてください。