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アルゼンチンの料理、特に普通の郷土料理を食べたい場合、お薦めなのがエル・サンフアニーノです。
創業は1962年。当時からの木材を中心にアルゼンチンの民謡フォルクローレが永遠にBGMで流れる雰囲気のあるお店です。
まず、エンパナーダから始めましょう。特にこの揚げエンパナーダは絶品です。伝統的に豚の油脂、ラードで揚げますので、パイ生地のもっちり感にどっしりと重厚さが加えられ、ジューシーな牛肉の中身が調和します。注意点はジューシーなので汁が飛び、衣類を汚さないよう気をつけてください。私は carne suave二つを、友人はcarne picante一つとjamón y queso 一つとを注文しました。ピカンテは辛いという意味です。微妙に生地の折り方が違うのがわかりますか。それで味を区別しているのです。
それからロクロをいただきました。白いとうもろこしの煮込みで家庭や地域により中身は多少かわりますが、骨付きの肉やチョリッソを入れたりまたかぼちゃでこんな色になります。
スペイン征服時以前からの伝統煮込みシチューとでも言いましょうか。
アルゼンチンの伝統デザートの中にプリンがあります。牧場を闊歩する乳牛のミルクに元気な鶏の卵が加わり、特に flan mixto ミックスプリンとは生クリームにdulce de lecheドゥルセ・デ・レチェという牛乳をしっかり砂糖で煮詰めたミルクジャムを添えて両方を少しずつつけて食べます。
甘い以外に何者でない、素朴な味です。
お水を二本頼んでお会計は3万ペソほどでした。だいたい20ドルぐらいの換算です。
一割ぐらいをpropina プロピーナとしてチップで現金でおきます。
以前よくいっていたのでウエイターさんが思い出して、お土産に持って帰りなさいとこれまたアルゼンチン名物 pastelitos をくれました。しかし、すぐ食べてしまって写真がありません。