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今年はりんごが豊作というニュースを見たので、たくさんの種類のりんごが植えられているKristinebergs slottspark(クリスティンべリパレス公園)へりんご狩りに行ってきました。
場所は、ストックホルム中央駅からグリーンラインで10分ほどのKristineberg駅そばにあるKristinebergs slottpark内のÄppelparken(エッペルパルケン、=りんご園)です。このりんご園は、王族もかつては邸宅として使用したことがあり、現在は小学校として利用されているクリスティンベリパレスが建てられた18世紀半ばからあり、現在は15種類以上のりんご、5種類のなし、そして数種類の梅や桜が植えられています。
りんごやなしが実ると、Allemansrätten(自然享受権)のもと、誰でも果実を収穫することができます。ちなみに、Allemansrättenについては過去の記事でぜひチェックしてみてください。
青いりんごは木の高いところに、そして落ちてしまったりんごは草の上にたくさん見つかります。
既に多くの方が訪れた後のようで、探しても探しても手が届く範囲には食べれそうな赤いりんごはありませんでした。それでも探し回り、なんとか見つけ出したのが手のひらより小さいサイズの真っ赤なりんごでした。りんごは甘酸っぱかったです。
こういった公園だけでなく、スウェーデンにはりんごを育てている家庭があります。スイーツやジャムにしても消費しきれず、近所や職場に配る家庭が多々あります。そして、見ず知らずの他人へもりんご消費の協力を求めます。もし家の軒先でりんごがたくさん置いてあり、何かしら注意書きがあったら、それはりんごをご自由にどうぞというサインかもしれません。ぜひ喜んでいただいて、味わってみましょう。
このりんご狩り後は、あまりにもりんごが食べたくてスーパーで買ってしまいましたが、こういった身近な自然の中で自由に恵みをいただくのもスウェーデンならではの楽しみの1つです。