【アゼルバイジャン・バクー】夜景に朝景、海岸沿いから眺めて感じるバクー

カスピ海に面するバクーの海岸線４km以上にも及ぶBaku Boulevard（バクー・ブルーバード）は、広い遊歩道です。観光名所の１つだけでなく、太陽が沈んだ後、そして上る前にも気持ち良く散歩するのに最適な場所です。

日中は太陽の光を遮るものがほぼなく、風はあっても、やはり日差しが暑いです。しかし一旦日没を過ぎると、さらに風を心地良く感じられるようになり、それと共に人出も増えます。夜は多くの人が道を行き交います。ここから見るフレームタワーズのイルミネーション、三日月の形をした複合施設クレセントのライトアップなどは圧巻です。

日の出前に歩いてみると、さらに涼しいです。人通りはほぼなく、ジョギング、犬の散歩、自転車で仕事に向かうと思われる人など、数人すれ違う程度です。
海に目を移すと、昨夜には気づかなかったオイルが海面を漂っています。そして石油の匂いも感じることができます。

リフレッシュできるだけでなく、とても使い勝手の良い遊歩道でもあるのです。バクーの町中を歩こうとすると、当然信号があったり、また工事で道を迂回させられたりします。しかし、ブルーバードを歩けば真っ直ぐな道をひたすら歩けばいいだけなので、横移動したい場合などは時間の節約ができて良いです。

まだまだ発展の途上にあるアゼルバイジャン。ぜひこの遊歩道を歩いて、アゼルバイジャン、そしてバクーの現在に思いを馳せ、将来への可能性を感じてみてください。天然資源だけでなく、街並みや人など魅力に溢れた都市です。
またアゼルバイジャンという国についてたとえ聞いたことがなくても、フライト中何気に目にしているかもしれません。実は、日本・ヨーロッパ間で南回りのフライト利用する時、アゼルバイジャンの上空を通過しています。ぜひフライト中にモニターのマップで確認して、少しでも興味を持ってみると、日常で面白い発見があるかもしれません。