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備中国分寺付近に広がる田園に稲穂が実りました。赤米です。赤米はこの地域の国司神社の神事に用いられるために育てられています。一面赤く染まる田園風景は、9月の上旬から2週間ほどしか見られない貴重な光景です。
普通の稲は、お行儀よく同じ高さに成長し、同じように稲穂を垂れるのに対して、赤米はあっちにピコ!こっちにピコン!微妙に高さも不揃いです。稲穂の垂れ具合もなんだかバラバラで当然、同じ日に田植をしているのに個性が強い。
もちろん、赤米だけでなく周囲には普通の稲も育っています。緑と赤のコントラストがきれいですね。収穫は11月ですが徐々にくすんだ色に変わっていきます。一番きれいな時期に毎年「赤米フェスタ」というコンサートが開催されます。今年は、先週の15日にあったのですが、赤米大使の相川七瀬を筆頭に天童よしみ、May・J、一青窈の4名が出演されました。3000円のチャリティへの寄付をすると手ぬぐいが1枚もらえ、それがコンサートの入場チケットになるようです。
久々に備中国分寺にも立ち寄りました。江戸時代に再建された国分寺ですが国の重要文化財です。天平時代の創建当時のままならば七重塔なので国宝ものだと思います。