キーワードで検索
2024年ノーベル文学賞が発表され、韓国人小説家の韓江さんが受賞しました。
韓国でのノーベル賞受賞者は、2000年にノーベル平和賞を受賞した韓国元大統領の金大中(キム・デジュン)氏以来の
2人目となります。
韓江という小説家について、あまり知らなかったのですが、
今年の初めには、小説「別れを告げない」で第7回エミール・ギメ アジア文学賞を受賞し、
去年の11月には フランスの4大文学賞と呼ばれるメディシス賞の外国文学賞を受賞した国際的にはとても認知度の高い小説家です。
スウェーデン・アカデミーによる受賞理由として、「歴史的トラウマに直面し人間の命のもろさを浮き彫りにした力強い詩的散文を書く作家で、ハン・ガンは作品のなかで人間の命のもろさを浮き彫りにしている。彼女は肉体と魂、生者と死者との関係について独自の認識を持ち、その詩的かつ実験的な文体で、現代の散文における革新者となった」と讃えています。
ノーベル賞受賞の発表後、韓江さんの小説を読もうと韓国国内でも作品の注文が殺到しているそうです。
教保文庫などではノーベル文学賞の受賞を祝してイベントなども開催されており、
教保文庫のホームページ内には特設ページも開設されています。
ちなみに、教保文庫による韓江さんの小説ベスト5は、
1.少年が来る
2.菜食主義者
3.別れを告げない
4.すべての、白いものたちの
5.ギリシャ語の時間
となっています。
私もこれを機に、一度彼女の小説を読んでみたいと思っています。