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今年もピエモンテ州が熱くなる季節がやってまいりました。白トリュフのシーズン到来です!
近年、ピエモンテ州の悩みであった干ばつ問題。2024年は、それとは打って変わり、必要以上に雨が多く降る年となっています。しかも、局地的に激しい雨が降るため、喜ばしい事ばかりではありませんが、湿気を好むキノコ類には、好条件となります。
イタリアでは、州によりトリュフ解禁日が定められています。2024年より、近年の温暖化に伴い、ピエモンテ州では、昨年まで、9月中下旬だった日程が変更になり、10月1日からとなりました。
が、実際は、トリュフ探しのツアーや、所有の森を持つ方々は、旬を見極めるトリュフ犬が掘り当ててしまう。といったように、知る人ぞ知る裏ルートは、いくらでも存在するようです。実際に、9月末にピエモンテ州のオステリアで、地元産の白トリュフが提供されていて驚きました。
今年のアルバ白トリュフ祭りの開催日は、10月12日〜12月8日となります。開催地は、アルバの中心地にあり、国鉄アルバ駅からも歩いて行ける距離です。ミラノからも車や電車で日帰りも可能な距離ですので、個人旅行者も年々増加しています。
現地の会場で購入が可能です。入場料金は、6ユーロです。便利で少し割引のあるオンライン購入もあります。その際は、5.25ユーロです。ただ、オンライン購入の場合は、入場時間の指定をしなければなりません。時間指定時刻は、9:30から17:30までの1時間刻みとなります。団体でない限り、遅れたり早く到着したら入場できない。という事は、過去10年で聞いた事は、ありませんが、人により対応が変わる事が不思議ではない国ですので、お気をつけください。
アルバトリュフ祭り は、会場内の白トリュフの展示販売以外にも、ピエモンテ州が誇るバローロやバルバレスコなどのワインの試飲がグラスで楽しめるブースや、飲食ブースもあります。飲食ブースでは、目玉焼きやタヤリンというピエモンテ州の郷土料理であるたまご入り生パスタに目の前で白トリュフを削ってくれます。その他にも、チーズやヘーゼルナッツ、ポルチーニなど、試飲、試食、購入が可能ですので、秋のピエモンテ州を一度に楽しめる見本市です。
最後に、アルバトリュフ祭りの注意点をお伝えします。開催日程は、約2ヶ月と長い設定となっていますが、トリュフ見本市会場の開催日は、土日祝日だけです。お気をつけ下さい。
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