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ポルトガルはヨーロッパ大陸最西端にあり、首都リスボンは鉄道と道路で東部や南海岸を結ぶ重要な主要都市です。
日本からの直行便はありませんが、ヨーロッパの他の地域とつながっているので、リスボンから夜行列車でスペインのマドリードやフランスにもアクセスできます。
リスボンには、絶景が眺められるテラスや街中に突如と現れるエレベーター、世界遺産に登録されている海に浮かんでいるように見える塔など観光スポットが多く点在。
今回、筆者がミラノから週末で訪れたリスボンの見どころをご紹介します。
ポルトガルの首都リスボンは、15世紀から16世紀までの大航海時代に栄えた街。
中世の面影残る旧市街には、11世紀に建設された古城があり古く昔からの歴史があります。
人口は54 万人以上、言語はポルトガル語ですが多くの住民が英語も話せるので安心です。
伝統工芸品にはセラミックタイル「アズレージョ」があり、リスボンの街中や建造物に飾られ美しい街並みは人々を惹きつけています。
リスボンは、坂や階段が多いので、交通機関を活用して歩きやすいスニーカーを用意しましょう。
坂道の多い旧市街の移動には、徒歩で観光スポットを回ることも可能ですが、路面電車のトラムがおすすめです。
リスボンの地下鉄は、ヨーロッパの中でも比較的手入れが行き届いているので、周辺地域の移動に便利な交通手段。市内を走るバスもあり、リスボン空港の往復にも活用できます。
タクシーの利用は、Bolt(ボルト)というタクシーアプリがおすすめです。
街中にもタクシーがありますが利用している人が多く、現地ではBoltを活用しました。
Uberのように利用することができ、行き先を伝える必要もなく下車の際チップも必要ないので心配がありません。
電車も利用しましたが、週末だったからか遅れて到着することが多かったです。
リスボンには多くの丘があるので、展望スポットが点在しています。
中でも、サンタ・ルジア展望台の見どころは街を一望できる絶景のほか、伝統工芸品「アズレージョ」の美しいタイルパネルがあるのでオススメです。
庭園内の2ヶ所の外壁に、コメルシオ広場とサン・ジョルジェ城を攻撃したキリスト教徒を表した作品があります。
ロマンチックなテラスからは、 可愛らしい家々、教会、テージョ川が一望できます。テラスにもアズレージョが施され魅力的な空間です。
■Miradouro de Santa Luzia
住所:Largo de Santa Luzia, 1100-487 Lisboa, Portugal
リスボンの中心地にあるサン・ジョルジェ城は、眺めの良い丘の上にあります。
この場所は紀元前からの歴史あり、お城は11世紀に建てられ、その後改修を積み重ね現在も残されているのです。
お城のあるゲートをくぐると、中は中世の街にタイムスリップしたような雰囲気。
細い道や石畳の坂道など、歩いているだけで楽しめます。
サン・ジョルジェ城の内部には、考古学博物館が併設されています。
■Castelo de São Jorge
住所:R. de Santa Cruz do Castelo, 1100-129 Lisboa, Portugal
時間:9:00〜18:00
入場料:10ユーロ
リスボンでもっとも古い歴史あるリスボン大聖堂。緩やかな坂道に佇んでいます。
大聖堂は地震により、さまざまな建築様式で何度も再建されました。内部からは、ローマ時代の建物の一部も発掘され古い歴史があることがわかります。
堂内の2階へ上がることができ、上から眺める祭壇は圧巻です。
美しいステンドグラスも近くで見ることができるのでアクセスしてみてください。
小さなテラスがあり、開放的な空間でリスボンの街並みが堪能できます。
■Sé de Lisboa
住所:Largo da Sé 1, 1100-585 Lisboa, Portugal
時間:月曜日から土曜日10:00〜18:00
入場料:5ユーロ
ウェブサイト:https://www.sedelisboa.pt/
サンタ・ジュスタ・リフトは、ダウンタウン地区を歩いていると突如と現れるエレベーター。
100 年以上も前に、パリのエッフェル塔を設計した鉄工の巨匠ギュスターヴ・エッフェルの弟子ポンサールが設計。どこかエッフェル塔に似た雰囲気ある外観です。
エレベーターは、バイシャ地区とカルモ広場を結んでいます。
乗車時間は、1分ほどですが上から見る景色は見逃せません。エレベーターのある場所は展望台になっているのでオレンジ色屋根の家々やお城など一望できます。
高さ45 mのエレベーターに乗って市内を移動してみましょう。
■Santa Justa Lift
住所:R. de Santa Justa, 1150-060 Lisboa, Portugal
時間:7:00〜10:45
料金:往復6ユーロ
コメルシオ広場は、貿易の拠点として栄えた旧市街の広場です。
広場には、大きなアーチが佇み、中央にポルトガルの王を表した銅像があります。
開放的な空間で休憩するのにもぴったりの場所。周辺には、屋外カフェやショッピング施設が軒並び、ランチやディナーにもオススメスポットです。
■Praça do Comércio
住所:1100-148 Lisbon, Portugal
「ベレンの塔」は、ジェロニモス修道院と一緒に1983年にユネスコ世界遺産に登録された水辺に浮かぶように佇む城塞。テージョ川の河口を守る側防塔として作られた中世の建造物です。
装飾にはマヌエル様式独自の象徴性が表現され、1500年代に建設された塔は魅力的な美しい外観。
ベレンの塔には、各階ごとに見どころがあります。王の部屋、チャペル、テラスなど入場制限されているので静かな空間の中見学ができるのも魅力の一つ。
土曜日の午前10時ごろに訪れましたが、すでに長蛇の列ができていて、中に入るには2時間待ち。訪れる際は、時間に余裕を持って行ってください。
細い階段を登るのでスニーカーも忘れずに。
■Torre de Belém
住所:Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, Portugal
時間:9:30〜17:30
入場料:8ユーロ
ウェブサイト:https://www.patrimoniocultural.gov.pt/pat_mun/torre-de-belem/
リスボンは、筆者の住むミラノから飛行機で3時間の距離。今回は週末を利用して訪れました。
小さな町なので一日で観光することもできますが、近代美術館MAATやジェロニモス修道院、少し足を運ぶと壮大な自然もあるので見どころはまだまだあります。
中世の面影残る古き良き街並と近代的な建築が並ぶエリアもあり、新旧がクロスした街。ヨーロッパを訪れた際は、ぜひリスボンにも滞在してみてください。