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ポルトガルはヨーロッパの最西端に位置し、歴史と文化が築いた美しい街並みが広がる国。リスボンやポルトといった都市は、歴史的な建造物や街並み、大航海時代の栄光を今に伝えるスポットなど見どころがたくさん。大西洋に面した海岸線を訪ねれば、壮大な景色とともにリラックスした時間を過ごすこともできる。大西洋に沈む夕日も息をのむ美しさだ。また、ポルトガルは食文化が豊かなことでも知られており、新鮮な魚介を使った料理やパステル・デ・ナタというエッグタルトなど、日本人にもなじみやすいグルメが揃う。個性豊かなポルトガルのワインとともに味わってみては。

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観光スポット情報

観光のポイント

  • 大西洋の景色を楽しむ

    ユーラシア大陸最西端のロカ岬は、ポルトガルの詩人カモンイスが「ここに地果て、海始まる」と詠った通り、果てしなく広がる大西洋を一望できる絶景スポットだ。特に夕暮れ時、太陽が大西洋に沈む瞬間は一生忘れられない光景になるだろう。また、カスカイスやエリセイラといったエリアも、大西洋の美しさを満喫できる場所として人気だ。海岸沿いのレストランで新鮮な魚介料理と景色を楽しむのも一興。南部のアルガルヴェ地方では、切り立った断崖絶壁や透き通るような青い海も見ることができる。

  • 世界遺産巡り

    ポルトガルには世界遺産に登録された歴史的スポットも多い。リスボンのベレン地区にあるジェロニモス修道院とベレンの塔は、大航海時代の栄光を象徴する建造物。シントラのペーナ宮殿は、ファンタジックな風景と融合した華麗な建築様式が魅力だ。ポルトガル北部にあるポルト歴史地区に足を延ばせば、カラフルなアズレージョ(タイル)で装飾された建物や狭い石畳の路地が迷路のように続き、独特の雰囲気を味わえるだろう。

  • ポルトガル料理を堪能

    ポルトガル料理は、シンプルながらも素材の味を生かしたおいしさが印象的。米や魚がよく食べられており、日本人の口にも合う。名物のバカリャウ(干しタラ)を使った料理のバリエーションの豊かさに驚くだろう。人気はオリーブオイルとガーリックでシンプルに仕上げたバカリャウ・ア・ラガレイロ。ポルトガルの国民的スイーツ、パステル・デ・ナタは、クリーミーなカスタードとサクサクのパイ生地が絶妙にマッチしたエッグタルトで、一度食べたら忘れられない味わい。カステラのルーツといわれるパォン・デ・ローも人気だ。

  • ワインを楽しむ

    ポルトガル料理に欠かせないのがワイン。ポルトガルはワインの産地として世界的に知られている。特に北部のドウロ川流域は美しいブドウ畑が広がり、上質なポートワインを生み出す地域として有名。深みのある甘口のポートワインは、デザートワインとしても絶品だ。ドウロ川沿いのワイナリーを巡り、試飲をしながら自分好みの一本を見つけてみよう。北部ミーニョ地方で生産されるヴィーニョ・ヴェルデは爽やかでフレッシュな味わいが特徴の白ワインで、地元のシーフードや軽めの前菜とよく合う。アレンテージョ地方ではフルボディで力強い赤ワインが多く生産され、肉料理との相性も抜群だ。

  • ポルトガルの伝統音楽を聴く

    ポルトガルでぜひ楽しみたいのがファドと呼ばれる伝統音楽。ファドのルーツはリスボンの下町にあり、特にアルファマ地区やバイロ・アルト地区は、ファドが最も身近に感じられる場所だ。これらのエリアにはカーザ・ダ・ファドというファドが聴ける店があり、旅行者でも気軽に伝統音楽を楽しむことができる。薄暗い照明のなかでギターの音色とともに歌い上げられるファドは、どこか懐かしさを感じさせる旋律で、自然と心が引き寄せられるだろう。食事をしながらファドを鑑賞するスタイルが一般的で、夕食をとりながらリラックスした雰囲気で音楽を楽しむことができる。

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