スペイン旅行時に知っておきたい2025年の祝祭日

スペインには年間14日の祝祭日があります。国全体のものが8～9日、自治州独自のものが3～4日、そして基礎自治体だけのものが2日。毎年同じ日が休みになるわけではないので、私は自分の住んでいる町が祝日だったことを知らなかったことがありました。

今年の国全体の祝日は次の通りです。

1月1日： 元日

1月5日：公現祭（※2025年はカタルーニャ州の一部では平日のところも）

4月18日：聖金曜日

5月1日：メーデー

8月15日：聖母被昇天の日

11月1日：諸聖人の日

12月6日：憲法記念日

12月8日：無原罪の御宿りの日

12月25日：クリスマス

カトリックが国教だったため、宗教的な祝日が半数以上を占めます。公現祭は、東方の三賢王が幼子イエス・キリストに贈り物を持って礼拝に来た日。聖金曜日とはキリストの受難を偲ぶ聖週間（セマナサンタ）でもっとも重要な金曜日、キリストが十字架に架けられた日のことです。また、聖母被昇天というのは聖母マリアが天に召された日。日本では万聖節とも呼ばれる諸聖人の日はすべての聖人と殉教者を祝福する日で、無原罪の御宿りの日は聖母マリアが母アンナの胎内に宿った時から原罪を免れていたことを記念する日です。そしてクリスマスは皆さまもご存じの通り、キリストの生誕を祝う日ですね。

次は17ある自治州独自の祝祭日です。

アンダルシア州：
2月28日（アンダルシアの日）、4月17日（聖木曜日）、10月13日（前日のイスパニアデーの振替）

アラゴン州：
4月17日（聖木曜日）、4月23日（アラゴンの日）、10月13日（前日のイスパニアデーの振替）

アストゥリアス州：
4月17日（聖木曜日）、9月8日（アストゥリアの日）、10月13日（前日のイスパニアデーの振替）

エストレマドゥーラ州：
4月17日（聖木曜日）、9月8日（エストレマドゥーラの日）、10月13日（前日のイスパニアデーの振替）

カスティーヤ・イ・レオン州：
4月17日（聖木曜日）、4月23日（カスティーヤ・イ・レオンの日）、10月13日（前日のイスパニアデーの振替）

カスティーヤ・ラ・マンチャ州：
4月17日（聖木曜日）、5月31日（カスティーヤ・ラ・マンチャの日）、6月19日（聖体祭）

カタルーニャ州：
4月21日（復活の月曜日）、6月24日（聖フアンの日）、9月11日（カタルーニャの日）、12月26日（聖エステバンの日）

カナリアス州：
4月17日（聖木曜日）、5月30日（カナリアスの日）

カンタブリア州：
4月17日（聖木曜日）、7月28日（カンタブリアの日）、9月15日（聖母ビエン・アパレシーダの日）

ガリシア州：
4月17日（聖木曜日）、5月17日（ガリシア文学の日）、7月25日（ガリシアの日）

ナバーラ州：
4月17日（聖木曜日）、4月21日（復活の月曜日）、7月25日（使徒サンティアゴの日）、12月3日（ナバーラの日）

バスク州：
4月17日（聖木曜日）、4月21日（復活の月曜日）、7月25日（使徒サンティアゴの日）

バレアレス州：
3月1日（バレアレスの日）、4月17日（聖木曜日）、12月26日（聖エステバンの日）

バレンシア州：
3月19日（聖ホセの日）、4月21日（復活の月曜日）、10月9日（バレンシアの日）

マドリード州：
4月17日（聖木曜日）、5月2日（マドリードの日）、7月25日（使徒サンティアゴの日）

ムルシア州：
3月19日（聖ホセの日）、4月17日（聖木曜日）、6月9日（ムルシアの日）

ラ・リオハ州：
4月17日（聖木曜日）、4月21日（復活の月曜日）、6月9日（ラ・リオハの日）

これ以外に基礎自治体ごとの祝日があるのですが、これは書ききれませんので、代表してマドリード市とバルセロナ市だけ載せておきますね。ちなみに基礎自治体は全部で8,131もあるのですよ。

マドリード市：
5月15日（聖イシドロの日）、11月10日（聖母アルムデナの日の振替）

バルセロナ市：
６月９日（聖霊降臨の月曜日）と9月24日（聖母メルセの日）

ほかの基礎自体の祝日が知りたい場合は、たとえばバレンシア市なら Valencia Calendario 2025 というキーワードで検索すると出てきます。スペイン旅行の際には、滞在先の町が平日か祝日か検索してみてくださいね。