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中華圏は元日よりも旧正月の方が大事です。今年は例年よりちょっとはやい1月29日に旧正月初日を迎えます。旧正月の流れを説明したいと思います。
まず、旧正月前から香港にいるのであれば、旺角(Mong Kok)にあるフラワーマーケットや銅鑼湾(Causeway Bay)のビクトリアパークでは「年宵花市」として花や旧正月に関連する商品がいろいろ購入できます。
そして、日本人と同じで香港人もお参りをします。特に黄大仙廟(Wong Tai Sin Temple)には数万人レベルで大勢の人が詰めかけます。1月28日21時の開門と同時に一斉に走り出し一番乗りを目指す香港人も少なくありません。
また、大埔(Tai Po)にある「許願樹」にいくと、願い事を書いた紙(寶牒)をプラスチック製のミカンにくくりつけて、木に投げるというもので、高いところにいけばいくほど願いが叶うと伝えられているものです。
初日の夜は、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の目抜き通りで行われるナイトパレード「國際匯演之夜(International Chinese New Year Night Parade)」が20時から行われます。史上最多の14カ国・地域から合計55組のパフォーマーが登場するほか、今年の干支(えと)の蛇が描かれた9台の「山車」が登場します。
日本、アメリカ、フランス、オーストラリアなどからもパレードに出ることが決まっており、国際色豊かなパレードとなります。
パレードは文化中心(Cultural Centre)を出発し、海港城(Harbour City)を通過して、海防道(Haiphone Raod)を練り歩き、彌敦道(Nathan Road)にあるシェラトン香港ホテル&タワーズがゴールとなります。
また、韓国のガールズグループ、Kep1erのパフォーマンスなどもあります。
1月30日20時からは、ビクトリアハーバーで花火大会を開催されます。旧正月らしい花火、光、音楽が組み合わされたショーです。
そして旧正月3日目の1月31日は沙田競馬場(Shatin Race Course)で競馬が開催されます。運試し、香港らしく一攫千金を狙います。道教の寺院である「黄大仙」または競馬場近くにある同じ道教の「車公廟(Che Kung Temple)」に午前中に赴いてお参りをし、午後から競馬を観戦するのも良しです。
2月1日20時からは香港スタジアムで「賀歳盃(Chinese New Year Cup)」というサッカーイベントが復活。今年はワールドレジェンズ対香港レジェンズという戦いです。参加する選手は、ワールド側が、リバウド、カフー、カカ、ポール・スコールズ、エデン・アザール、ダビド・シルバ。ディエゴ・フォルラン、アシュリー・コールという豪華メンバー。VIPゲストとして中田英寿も来港します。
頭の片隅に入れておきたいのは、日本と同じでショッピングモールなどは休んだり営業時間を短縮したりするので、気になるところは事前に確認したほうが安全です。