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ポルトガルのすてきな伝統工芸とそこから派生したコンテンポラリーアートの「対話(ダイアローグ)」が感じられるユニークなセレクトショップ「Depozito」。お土産探しはもちろん、ポルトガルのメイカーシーンの今を知りたい方もぜひ足を運んでみてください!
近年、世界から「かわいい!」と熱視線を浴びているポルトガルのクラフトたち。そんな注目のきっかけを作った立役者ともいえるのが、ジャーナリストのカタリナ・ポルタスさんです。
カタリナさんは、2007年当時、消滅の危機を迎えていた昔ながらのアルテザンブランドを集めたブランド「ア・ヴィダ・ポルトゲーザ(A Vida Portuguesa)」を創業。
レトロさがおしゃれなパッケージの石鹸、缶詰、えんぴつ、ブラシ、歯磨き粉など…カタリナさんがセレクトした高品質でデザイン性の高いアイテムは、昔からの愛用者だけでなく、ちょうど増加していた外国人観光客や海外メディアの心を掴み、ポルトガルの商品が流行誌や情報サイトを賑わせることとなりました。
そんな彼女がパンデミック明けの2021年にオープンした新たなコンセプトショップが「Depozito」です。
「Depozito」は、ポルトガルの新進気鋭の工芸家やアーティストを発掘し、プロモーションを行うフィリパ・ベロ(Filipa Belo)さんの事業「Portugal Manual」とのコラボ店。狭い入り口からは想像しにくいのですが、元車庫だったというだだっ広いスペースには、左側にポルトガルの伝統工芸が、そしてそれに呼応するように右側にはその技術を応用したコンテンポラリーアーティストの作品が並んでいます。
カタリナさんによると、ポルトガルはヨーロッパの大都市ではすでに廃れてしまった手作業、製造業がいまだ息づいているそうです。そして、そんな技術や素材が若い世代に「再発見」され、その土地ならではのユニークなアートが生まれているんだとか。
「ポルトガルの現代のメイカーシーンがここに集結!」といった作りで、クラフト好きにとっては特に堪らないお店だと思います!
Depozitoの広い店内には、ちょっとレトロなポスターやたくさんの食器に調理器具、洋服や帽子にストール、バッグにアクセサリー、家具、おもちゃ、アートなど、本当にたくさんのアイテムがあります。
素朴なものから今風の洗練されたものまで様々ですが、どれもポルトガルならではの伝統に裏打ちされた手作りの品で、大量生産品とは違う作り手の存在を感じられるはず。日本に持って帰って、使う度にちょっと嬉しくなるようなアイテムを探してみてください。大切な人への贈り物探しにぴったりだと思いますよ。
Depozitoは、カタリナさんの人気店「ア・ヴィダ・ポルトゲーザ(A Vida Portuguesa)」もあるインテンデンテ広場から徒歩5分。ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
■Depozito
住所:R. Nova do Desterro 21, 1150-241 Lisboa
電話番号:+351(211)164 796
URL:https://www.avidaportuguesa.com/pt/lojas/depozito