• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【岡山】晴れの国は天文天国「岡山天文博物館」~浅口市鴨方町~

mami

mami

岡山特派員

更新日
2025年3月3日
公開日
2025年3月3日

こんにちは。岡山特派員のmamiです。以前アップしました東アジア一大きな反射望遠鏡「せいめい」のある竹林寺山、遥照山には数多くの天文施設が集まります。なかでも「岡山天文博物館」はその壁面と太陽望遠鏡ドームの壁面をキャンバスにした大胆ななペイントが目を惹きます。宇宙や太陽のエネルギーを象徴しているデザインだと感じました。今回は「岡山天文博物館」を中心に周りの施設をご紹介しましょう。

 

 

AD

「岡山天文博物館」の中は、プラネタリウムや立体的に宇宙の仕組みを知ることができる「4次元デジタル宇宙シアター」、天文クイズ、晴れた日は太陽の黒点観測等ができ、子供から大人まで楽しめる施設となっています。

私が訪れた日は、天候が悪く遠くを見渡すことが出来ませんでしたが、晴れた日は展望デッキに出ると双眼鏡があり、瀬戸内海まで見渡せるそうです。

受付の横には、ミュージアムショップがありました。地元の特産品の手延べ素麺や日本酒とともに、宇宙食などの宇宙関係のグッズがとても充実しました。私も珍しいお土産として、日本人宇宙飛行士用にJAXAとともにハウス食品が開発した「スペースカレー」を購入してみました。

無重力状態で食べることを想定してスパイシーで味を濃くし、またウコンやカルシュウムも多く含み、宇宙空間での生活をサポートしているそうです。無重力空間では、お湯で温めるずに専用の過熱トレーで温めて食べるそうです。賞味期限も2027年6月と2年以上あるので災害時の保存食としても使えそうですね。他にも宇宙食として白米やグミ、クッキーなどのお菓子もありました。

2018年当時の天文台

こちらの『国立天文台ハワイ観測所岡山分室』は1960年に『東京大学東京天文台』(当時)の望遠鏡として開所しました。188cm反射式望遠鏡が設置され、当時は東洋一の大きさだったそうです。多くの研究者を迎え入れ、世界的にも重要な成果を数多く挙げてきました。1988年に「東京天文台が国立天文台」へ改組され、2018年に国立天文台のプロジェクトとしての役割を終えるも、引き続き国立天文台が管理し、浅口市が独自に観光、教育目的で利用していました。

しかし、2022年の観測中、スリット扉の上扉が落下し、ドーム構造体に衝突して停止してしまうという事故が起こり、現在は工事中のため見学はできなくなりました。岡山天文博物館の方に工事の進捗状況を伺ったところ、今年の春ごろには修理を終える予定ということでした。

2018年当時の天文台

事故前に撮影した188cm反射式望遠鏡です。当時はガラス越しに自由に見学することが出来ました。京都大学の3.8m反射望遠鏡「せいめい」には及びませんが、こちらの望遠鏡も迫力ある大きさでした。

不定期ながら特別観望会が開催され、一般の人でもこの巨大な望遠鏡で宇宙を眺めることができていたので、工事が終わり再び利用できる日を楽しみに待ちたいと思います。

上の写真のように188㎝反射望遠鏡の天文台をはじめ、91㎝、50㎝反射望遠鏡、61㎝太陽望遠鏡と多くの施設が山頂には点在しています。(この写真では3.8m望遠鏡は建設中です。)これだけ、ここに集まっているのは、浅口市が日本でも有数の晴れの日が多いおかげです。

少し距離がありますが、遥照山の山頂は、とても広々としていて、展望台から見える夜景は「日本夜景100選」にも選ばれています。その美しさのせいか、ここは「八年越しの花嫁」という映画で主人公がプロポーズをするロケ地として使われたことがあります。

近くには「日月水火神社」という神社がありました。不思議な名前ですが読めますか?「ひつききびじんじゃ」です。「日月」は天の陰陽、「水火」は地の陰陽を意味しているそうです。

住  所  〒719-0232 岡山県浅口市鴨方町本庄3037-5

電話番号  0865-44-2465(岡山天文博物館)

公式サイト 岡山天文博物館 公式サイト

開館時間  9:00~16:30

料  金 【入館料】高校生以上100円、小中学生50円
【プラネタリウム観覧料】大人300円、高校生200円、中学生150円、小学生100円

定  休  日 月曜日、祝日、年末年始(12月28日~1月4日)

駐  車  場  普通車50台、大型車も可

交通アクセス(車) 山陽自動車道鴨方ICから約15分

交通アクセス(公共)  JR鴨方駅からタクシー約20分

 

トップへ戻る

TOP