【カヘティ】秋だ!収穫だ!ワイン作りだ!
キーワードで検索
皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
さて昨年1月から特派員ブログを毎月書いていますが、今回のこの記事で50本目を迎えました。
いつも私の記事を読んでいただき、ありがとうございます!
これからも、マイペースにボルジョミ、引いてはジョージアの魅力を発信していきますね!
今回は、先日訪れたカヘティ地域の情報を少しお届けします!
このブログでも以前お伝えしたとおり、筆者は秋にカヘティ地方にワイン作りに用いるブドウ収穫に行きました。
そう、カヘティは皆様ご存知、ワインの名産地なのです。ブドウ収穫の際は友人が車で早朝に送ってくれました。
ブドウ収穫の際の記事は下記に掲載しておきますので、是非ご覧ください。
さて今回は別の用事がカヘティであり、初めてマルシュルトカで向かいました。
筆者がいつもボルジョミへ向かう時に用いるマルシュルトカ乗り場であるDidubeとは、異なる場所に位置するバス乗り場で、メトロのIsani駅が最寄駅です。
このIsani駅及び、近くのSamgoriというターミナルが、Kakheti含めジョージアの東エリアへ向かう多くのマルシュルトカの発着地になります。特にIsani駅は、LagodekhiやDedoplistskaloなどへ行くバスが多く、その道中に位置しているカヘティ地域の町であれば、途中下車をすることで、目的地に行けるのです。
Isani駅の乗り場は、Didubeと比較すると、バスターミナルと言える程に沢山のマルシュルトカが駐車しているされている訳ではなく、バス停にマルシュルトカが発着時間少し前に停車し、お客様を待っている様なスタイルです。
また帰路でKakhetiから乗車した場合、降車場所としてSamgoriに先に着き、その次にIsani駅に到着するのですが、筆者はSamgoriにバスが停車した際、メトロの乗り場の真横に停車したので、降車することにしましたが、Samgoriを過ぎて最終のIsani駅まで乗っていると、往路の乗り場と同じ場所に到着します。
やはり普段ボルジョミ方面ばかりのバスに乗っているので、マルシュルトカから見える景色が全く異なるところに筆者は非常に面白みを感じます。
特に見渡す限りのブドウ畑が広がり、広大な大コーカサス山脈が綺麗に見えると、場所ごとに全く異なった美しい景色を見せてくれる広大なジョージアの自然に圧倒されます。高い山々が近くになく、低いブドウ畑が広がっているので、遠くの山々まで綺麗に見渡せ、夕焼けや朝焼けが本当に綺麗に楽しめるのです。
さてカヘティと言えば、ワイン!とジョージア人だけでなく、観光客の方でもお答えになると思いますが、カヘティはワイン文化と共に培った、食文化が豊かなのです。
例えばワインを作るプロセスにおいて抽出されるブドウ汁を用いて作られるジョージアの伝統菓子”チュルチュヘラ”も、ワインの産地であるカヘティは勿論名産地ですが、筆者は先日カヘティのレストランでとっても美味しいスープに出会いました。
それはBozbashi(ბოზბაში)と言われる、表現するとミートボールが入ったトマトスープです。
元々はBozbashiはペルシア語で「ヤギの頭」、アゼルバイジャン語で「灰色の頭」を意味する食べ物の様で、ヤギを用いて調理される事が伝統調理法だそうです。
ジョージアでも古代の貴族の料理としてよく知られ、かつては特別なお祝い事の日に食べられていましたが、現代のジョージアではヤギの代わりに、マトン、ラム、牛肉が用いられて日常的に作られるます。
またアゼルバイジャンなどに同様な料理がある為からか、比較的近いジョージア東部カヘティ地域で特に食べられる料理になり、家庭や季節によって、スープに加えられる野菜なども異なるのが特徴です。
またトマトソースの代わりにジョージアの梅を用いたスパイスソースであるTkemaliが用いられるカヘティ地域もあるそうです。
筆者が食べたBozbashiは合挽肉のミートボールが入ったトマトスープで、胡椒が効いてとても体が温まり、寒い冬にぴったりで、本当に美味しかったのです。
ジョージア料理は塩分が多いお料理が多いのですが、このスープはレストランの調理法にもよりますが、
比較的日本人の家庭料理に近い、馴染みある味で好まれるのではないかなと思いました。
他にもワインの産地だからこそ、色々なレストランで”ワインにあった逸品”と巡り会うことができるのもカヘティの楽しさです。
是非ブドウ収穫の季節以外でも、四季折々の景色を楽しみながら、ワインと共にカヘティ旅行を楽しんでみてはいかがですか?