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まもなく桜の季節ですね。岐阜県には国の天然記念物に指定されている桜が5つあります。そのうちのひとつで、日本三大桜のひとつでもあるのが、岐阜県本巣市(もとすし)の淡墨桜(うすずみざくら)。毎年、県内外から多くの人が訪れる、大人気のお花見スポットです。
淡墨桜は日本さくら名所100選に選定されている、岐阜県本巣市の根尾谷・淡墨公園にあります。普段はそれほど混み合うことなく、のんびりできる公園ですが、桜のシーズンになると、アクセスする国道157号(別名、淡墨街道)は毎年渋滞です。公園には広い駐車場が完備されていますが、そこも大混雑。タイミングが悪いと、駐車にも時間がかかります。
電車なら、大垣市の大垣駅から、本巣市の樽見駅を結ぶローカル鉄道、樽見鉄道を利用してアクセスすることができます。大垣駅から樽見駅までは約65分、樽見駅から淡墨公園はぶらぶら歩いて20分弱です。桜のシーズンは、「桜ダイヤ」となり、通常ダイヤから時刻変更、列車増発、停車駅変更等が行われます。電車も混むのですが、沿線の風景を楽しみつつ、また1日フリー乗車券を購入して、途中下車しつつ、春の一日を過ごすのもおすすめです。樽見鉄道の1日フリー乗車券は1600円。大垣駅と樽見駅間の運賃が片道930円なので、往復するだけで元がとれます。
淡墨桜は、樹齢1500年以上の巨木で、花びらが蕾のときは薄いピンク色、満開になると白色、散りぎわには淡い墨色を帯びてくることから、「淡墨桜」と名付けられたのだそう。枯死の危機に陥りながらも、多くの人々の再生保護の努力により、毎年美しい花を見せてくれています。
桜の開花期間中、夜はライトアップされます。昨年、ライトアップ終了30分ほど前に車で訪れた時は、さすがに道路も駐車場も空いていて、すんなりと鑑賞することができました。暗闇に浮かび上がる巨大な桜が、古墳時代から生き続けているのかと思うと、なんとも神秘的! しばらく見入ってしまいます。
■根尾谷・淡墨公園
住所:岐阜県本巣市根尾板所字上段995
電話番号:0581-34-3988(本巣市観光協会)
アクセス:
樽見鉄道 樽見駅から 徒歩約15分
東海環状自動車道 大野神戸ICから 車で約40分
東海環状自動車道 山県ICから 車で約40分
駐車場:有(桜の期間は有料)
淡墨桜を見に行ったら、ぜひ立ち寄ってみて欲しいのが「道の駅 織部の里もとす」。樽見鉄道の織部駅に隣接する珍しい道の駅です。地元の農産物や特産品の販売のほか、地元の食材を使ったレストランなども併設しています。週末はいつも賑わってますよ。
■道の駅 織部の里もとす
住所:岐阜県本巣市山口676番地
電話番号:0581-34-4755
定休日:不定休
アクセス:東海環状自動車道 大野神戸ICから 車で約20分、または樽見鉄道、織部駅より徒歩1分
URL:https://www.oribenosato.jp/
うららかな春の一日、1500年の歴史を誇る圧巻の桜を見に来てくださいね。