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先月の記事でもお知らせしたように、ZIPAIRの受託手荷物料金が、この3月末から改定されます。米国路線の場合、次のようになります。
路線 | 現行料金 | 改定後料金(2025年3月30日以降) |
成田→サンフランシスコ | 7,000円 | 11,000円 |
サンフランシスコ→成田 | 54ドル | 85ドル |
成田→サンノゼ | 7,000円 | 11,000円 |
サンノゼ→成田 | 54ドル | 85ドル |
(これらの料金は、受託手荷物1個(最大30kg)あたりの価格。受託手荷物の最大サイズは、3辺の合計が203cm以下。)
幸いなことに、機内持ち込み荷物を増量するときの料金には、新料金は発表されていません。
米国路線の機内持ち込み荷物の料金は、成田ーサンフランシスコ・サンノゼ間で5000円、サンフランシスコ・サンノゼー成田間で38ドルです。
では、実質の受託料金値上げを目の当たりにして旅行予算を最大化したい場合、利用者にはどのような選択肢があるでしょうか?
ケース1:往路で受託荷物を預けず、機内持ち込み荷物を増量する場合
機内持ち込み料金が据え置きの場合、15キロまでの荷物が5,000円で運べます。
二人で旅行する場合、二人揃って機内持ち込み料金の増量を選ぶと、30キロまでの荷物を10,000円で運べることになります。受託荷物を一つ追加すると料金は11,000円増になるため、1,000円の節約になります。
もしFlex Bizパッケージを購入していた場合、15キロまでの追加料金はすでにパッケージに含まれている(支払い済み)のため、ますます、受託荷物を追加で支払う必要はなくなります。(荷物が特に多い場合を除く)
ケース2:往路で受託荷物を一つだけ預け、機内持ち込みの増量をしない場合
受託荷物に全部必要な荷物を入れ、機内持ち込み荷物を増量しない場合、11,000円の追加で37キロの運搬ができます。
二人で旅行をする場合、受託荷物を一つ預け、機内持ち込み荷物を増量しない場合、44キロ(30キロ+7キロ×2)の荷物の運搬が11,000円で可能です。旅先にたくさんお土産を持参したい場合など、この選択肢も良いかもしれません。
ケース3:機内持ち込み増量をし、かつ受託荷物も依頼する場合
一人の場合、5,000円+11,000円(16,000円)で46キロまでの荷物が運べることになりますが、ケース1や2と比べると、かなり割高になります。
二人の場合は、受託荷物の30キロ(11,000円)に加え、30キロ(10,000円)を機内に持ち込めるため、21,000円で60キロの荷物を運ぶことできます。尚、機内持ち込みを無料範囲内に納め、2つ目の30キロの受託荷物を一つ追加した場合は、22,000円で、74キロ(30キロ×2+7キロ×2)の荷物を運ぶことが可能になります。
下手に機内持ち込みを増量するより、受託荷物を増やしたほうが、お得かもしれませんね。
手荷物や受託荷物の料金を、オプションとして購入するとき、実際に機内で必要なものとそうでないものを考え、全体でどれくらいの荷物が旅行に必要なのか、その荷物を一番低価格で運ぶオプション料金の運び方は何か、と考えるのも、旅の醍醐味ですね☺