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【イタリア・ヴェネツィア】世界中が注目する豪華なカーニバル

Shiho Yamaguchi

Shiho Yamaguchi

イタリア特派員

更新日
2025年3月3日
公開日
2025年3月3日

イタリアのヴェネツィアで開催されている年に1度のお祭り「Carnevale di Venezia(カルネバーレ・ディ・ヴェネツィア)」。この祭りは12世紀にまで遡り、仮面をかぶるというコンセプトは今も残っています。カーニバル期間中はヴェネツィアの美しい町がより一層魅力的になり、町中で仮面や衣装を纏った人々、サン・マルコ広場ではカーニバルイベント、カーニバル限定お菓子も見逃せません。約2 週間にわたるこのお祭りには、約 300 万人が参加。今回は、ヴェネツィア・カーニバルの見どころをご紹介。

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カルネバーレ・ディ・ヴェネツィアとは

カルネバーレ(カーニバル)の語源は、ラテン語「Carnem levare」という肉を除くという意味がある言葉。カトリックの肉食を禁止する四旬節前にお祝いする文化がカーニバルです。

ヴェネツィアのカーニバルは12世紀からの歴史。豪華な仮面や衣装は、抗争にヴェネツィアが勝利した際にお祝いしたのが始まり。当時は、階級ごとに着る服や会話する相手が制限されていたそう。お祝いをする際に、ヴェネツィア市民は仮面をかぶって階級にこだわらず行動の自由を楽しんだのです。

そして現在も、カーニバルに仮面や豪華な衣装を身につける伝統が残っています。

 

ヴェネツィアを訪れたら仮面をつけよう

ヴェネツィアの町中には、多くの仮面ショップが点在しています。

気軽に手頃な価格で購入したい場合は、ヴェネツィアの駅を降りたすぐの場所や町中にある露店で購入しましょう。仮面は子ども用で5ユーロから。大人用も10ユーロほどで販売しています。

ハンドメイドやこだわりの仮面をつけたい場合は、町中を散策しながら仮面専門店で。値段は数千円から数万円もする場所もあります。

衣装店もあるので、豪華なドレスを購入やレンタルで着用してカーニバルを楽しむのもおすすめです。

町中でカーニバルの雰囲気を堪能

マスクをつけたらさっそく町を散策しましょう。

ヴェネツィア駅からすぐ水上タクシーに乗ってイベント会場にもなっているサン・マルコ広場にアクセスできますが、散策しながら町中を歩くのがカーニバルを楽しむ秘訣。

カーニバル期間は町全体が劇場。町中では、カーニバルの衣装を纏った人たちの演劇や大道芸が楽しめます。

道順は、町中の壁にある「Per S.Marco」の矢印サイン。矢印方向に進んでいくと目的地へ辿りつきます。迷宮のような細い道や階段を通るのも楽しみの一つ。

さらに、見逃せないのはカーニバル限定のお菓子。「ガラーニ」と「フリッテッレ」。

ガラーニは、ギザギザ模様が特徴のサクッとした揚げたお菓子。

フリッテッレは、ドーナッツとシュークリームがクロスしたもの。中にはたっぷりカスタードクリームが入っているので日本人でも食べやすいお菓子です。

町中にある洋菓子店で手に入るのでぜひ限定の味を試しに食べてみてください。

サン・マルコ広場でカーニバルを楽しもう

ヴェネツィア駅からカーニバルの会場になっているサン・マルコ広場は歩いて20分ほど。途中、お土産やさんや洋菓子店、橋からの景色、ヴェネツィアの町並を写真撮影しているとすぐに到着します。

サン・マルコ広場では曜日によって異なりますが、筆者が訪れた日はベスト衣装コンテストやダンスショーのイベントが開催されていました。

ここでの1番の楽しみは、豪華な衣装を纏った人々を見たり写真撮影すること。中世の衣装を纏った人々は、気軽に写真撮影を承諾してくれて、サン・マルコ寺院や広場を背景に一緒に写真を撮ることも可能です。

ヴェネツィアで中世にタイムスリップ

今回、カーニバル最終週の土曜日に訪れました。週末ということもあり、町中には多くの人々が仮面や衣装を纏い、町全体が中世の時代にタイムスリップしたような雰囲気でした。今年は、2025年2月14日から3月4日まで開催されています。運河で行われるボートやゴンドラのパレード、最終日はより一層華やかにイベントが開催されているのでぜひ訪れてみてください。

公式サイト|https://carnevale.venezia.it/

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