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【イギリス】大人も子供も楽しめるロンドン動物園!驚くほど間近で見られる生き物たち

えいこ

えいこ

イギリス特派員

更新日
2025年3月3日
公開日
2025年3月3日

子供を連れてのお出かけ先として定番の動物園ですが、旅先でも訪れてみることで意外な発見があるかもしれません。今回はロンドン動物園で幼い子供も直感的に楽しめそうな、ガラスや柵といった仕切りのない空間で生き物を観察できる展示に焦点をあてて紹介します。

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まるで蝶が羽ばたくおとぎの庭

ひとつ目は蝶の展示です。その名もButterfly Paradise(バタフライ・パラダイス)。動物園のカフェテリアやギフトショップの近くにあり、鮮やかな色彩のイモムシ型というインパクトのあるデザインが目を引きます。初めて訪れた際はwalk through (ウォーク・スルー: 展示されている生き物と人の間に間仕切りがない展示の形)との前情報から想像していたよりも施設が小さく感じられやや拍子抜けしましたが、あなどるべからず。一度入ると私も息子もすっかりその魅力の虜になり、今ではロンドン動物園へ行く度に必ず訪れる場所となりました。

ビニールハウスのなかにさまざまな種類の蝶が放し飼いされており、それらの蝶が飛び交い果物や花の蜜を吸う様子を鑑賞しながら散策するような感覚で楽しむことができる展示です。ロンドン動物園は、訪れた人が楽しみながら動物やその生き物の暮らす環境について学習できるような工夫が至る所に施されているところが大きな魅力だと思いますが、ここにも展示されている蝶の名前や特徴の記された大判のカードが置いてあります。これが子供にとって丁度良い大きさと情報量のようで、息子はそれを持ち歩きながら描かれた蝶の絵と飛んでいる蝶を照らし合わせて大喜び。確かに、ただ生き物を観察するよりもこのような仕掛けがあった方が楽しいですよね。羽が大人の掌ほどありそうな大きな蝶や、ガラスのように透明な羽の蝶など、個性豊かな蝶たちのラインアップからも来園者に驚きや感動を与えたいという園側の思いが感じられます。

お子様連れは勿論、虫が苦手でない方はどなたでも、ぜひ覗いてみてください。きっと大人も童心に返って楽しいひとときを過ごせることでしょう。庭園にあるようなベンチも設置されていますので、混んでいない日は暖かい温室の中でひと休みすることもできますよ。

きっと記憶に残る、愛くるしいワオキツネザルとの対面

ふたつ目はIn with the Lemurs(イン・ウィズ・ザ・リーマーズ)。

ここに向かうには動物園に入園後、敷地をおおよそ南北に二分するアウターサークルという通りの下のトンネルをくぐる必要があります。こちらもバタフライ・パラダイス同様、生き物の放し飼いされているケージのなかへ入ることができる展示ですが、なんとこちらにいるのはワオキツネザル。

マダガスカルに生息する彼らにとって私達が訪れた冬の日は寒かったようで、ほとんどがハロゲンヒーターの下に肩を寄せ合うようにして集まっていました。それでも、時折ヒーターの下を離れてすぐ側を歩いていく姿に息子は釘付け。鴨居のような高所にとまり、下を通る人たちを首を傾げて見下ろす愛くるしい姿に私も癒されました。暖かい時期はもっと活発に活動しているようなので、春になったらまた訪れてみたいと思います。

ほっこり可愛いヤギとの交流タイム

最後に紹介するのはThe Farmyard(ザ・ファームヤード)。

おそらく園内で唯一自由に動物に触れることが許されている場所です。ここにいるのは小型のヤギで、彼らが人の通る通路に出てきた時に撫でることができるようになっています。飼育員さんがいることが多いので、ヤギの撫で方などを聞いてみるのも楽しい思い出になるかもしれません。

ヤギが行き交う囲いのなかを歩く楽しみに加えて、すぐそばには滑り台付きの遊具がある遊び場もありますので、小さなお子さま連れの方はお子さまが身体を動かしたくなってきた頃にこのエリアへ向かうことをおすすめします。

おわりに

いかがでしょうか。まだまだロンドン動物園の魅力は語り尽くせませんが、お出掛けを計画される際のヒントになれば嬉しいです。また、ロンドンの人は道端ですれ違う他人にもとても親切だと感じます。ベビーカーを押していて段差や階段で困っても、英語が苦手でも、きっと誰かが手を差し伸べてくれますので、思い切って色々な場所へ行ってみて下さい!

 

■ロンドン動物園
住所: Outer Circle, Regent’s Park, London NW1 4RY
電話番号:0344 225 1826
アクセス: 地下鉄Northern Line Camden Town駅、Chalk Farm 駅からそれぞれ徒歩16分、18分
営業時間:冬季~2025/2/14 10:00~16:00、2025/2/15~2025/3/29 10:00~17:00、2025/3/30~夏期営業時間の期間 10:00~18:00
※最終入園はそれぞれ閉園時刻の1時間前
入館料: 大人£27.0~、小人(3歳以上)£18.9~
※料金は日によって異なるのでウエブサイトでご確認ください
URL:https://www.londonzoo.org

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