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ヨハネスブルグのまちのシンボル、ポンテタワーを最上階の54階までかけ上がるレースが3ヶ月に1度開催されています。ちなみに東京タワーの階段は600段、ポンテタワーはなんと948段です。過去にポンテタワーのエレベーターが停電で止まった際に、試しに最上階までのぼってみたことがきっかけで誕生したこのイベント。過去最短記録の5分47秒はしばらくだれにも更新されていません。
ポンテシティアパートメント、通称ポンテタワーは、ヨハネスブルグのヒルブロウ地区にある超高層マンションです。当初は高級マンションとして建設されていたのですが、建設が中断され、そのまま長期間放置されていました。一時期はギャングに不法占拠され治安最悪の状態にあったことから「タワー型スラム」「犯罪者の巣窟」などと呼ばれていたことも。建物は円筒形になっており、過去には中心部分にあらゆるゴミが投げ込まれ、そのゴミは最高で14階の高さまで達したこともあったそう。
今ではゴミも一掃され、一般の方が住んで平和に暮らしています。ポンテタワーにオフィスを構えるDlala Njeという会社がここを拠点とした魅力的なイベントをたくさん企画しています。ポンテチャレンジもそのひとつです。チケットはDlala Nje公式サイトからオンラインで事前購入します。レース後にはポンテの高層階で朝食もいただけます。
Uberで来た場合は必ずゲート内で降ろしてもらいましょう。降りたらまず、階段で駐車場の一番下の階まで降ります。
駐車場を一番下までおりるとレースの受付があります。受付は朝7時30分開始、レースは8時スタートです。私は今回7時40分に到着しましたがすでに大勢の参加者が受付に並んでいました。受付で名前を伝え、番号のシールをもらいます。
多くの参加者はレース開始まで記念撮影して待っています。ただしレース後でもここに来ることはできるので、満足いく写真が撮れなかった場合はレース後の方が空いていてお勧めです。
開始直前になると、主催者の方から注意事項などの説明があります。ここで過去の記録が5分47秒であることが告げられ「この記録を更新するつもりで来た人は手を挙げてー!」と言われます。本気で走りたい人はここで手を挙げると先にスタートさせてもらえます。今回ここで手を挙げたのは10名程度。
それ以外の人たちはゾロゾロとスタート地点に並び、順番にスタートを待ちます。狭い階段なので安全上の理由から一斉スタートはせず、数名スタートしたら数分待ち、次の数名がスタートする、という流れです。
ちなみに、このレースの平均記録は30分だそうです。
タイムは自己申告制なので、各自スマホのアプリなどで測ります。
リクエストすればストップウォッチを借りることもできます。
スタートしてまず駐車場の階段を登り、駐車場を出て連絡通路を通りいったん外へ出ます。居住者用の入口から入ってそこからはひたすら54階まで登っていきます。
各階に階数の表示がないので自分が今何階にいるのかわからなくなりますが、たまに階数がドアの上やゴミ箱に表示されています。
階段は、左手側にのみ手すりがあります。片側だけでも手すりがあると、中盤以降しんどくなった時に体重をかけられてラクでした。
ところどころにスタッフが立っていて応援してくれます。もちろん、具合が悪くなったら途中棄権もOKです。マンションなので当たり前ですが各階にエレベーターはあります。つらくなったらいつでも乗れます。
中盤以降になるとだいたい各階のおどり場で参加者が休んでいます。「お互い頑張ろう・・」と声を掛け合いながらのぼって行きます。
54階にたどり着くと、タイムを聞かれます。初めて参加した時はうっかりタイムを測っていなかったためここでパニックになりましたが、その時は後ろにいた方が私と同時にスタートしていたとのことでタイムを教えてくれました。
ここでメダルを受け取り、51階にある朝食会場へ向かいます。
51階の朝食会場に到着したら、他の参加者と健闘を讃え合いながら朝食をいただきます。会場内には綺麗なお手洗いもありますので安心して飲食できます。
参加者が全員ゴールしたのち、表彰式が行われます。総合1位が発表され、続いてキッズ部門1位、女性部門1位も表彰され記念品が授与されます。今回の総合1位は7分台でした!
最後に10分台の方が表彰されていたのですが、これはなぜ表彰されたのか聞き取れませんでした。ナゾです。ちなみに2位と3位は表彰されません。表彰されたければ1位を狙うしかなさそうです。女性1位の方でも8分台だったので今回はかなりレベルが高いレースでした。
1位になった方に記念品を見せてもらったところ以下のものが入っていました
・アボカド柄のトートバッグ
・レコード柄の靴下
・ポンテチャレンジオリジナルTシャツ
・クロックスのようなサンダル
ただし毎回記念品は異なるようですのでご参考までに!
表彰式が終わるとほとんどの方が帰りますが、残ってしばらくおしゃべりしていてもOK。
帰る前に、会場の隅でポンテグッズが販売されているのでぜひチェックしてみてください。I survived Ponte Challengeと書いてあるポンテチャレンジオリジナルTシャツも販売していて、カード決済で購入できます。
私はトートバッグを購入しました。バッグもTシャツも、大体2000円前後でした。
会場からはエレベーターも使えますが、ほとんどの方は階段でおります。
ポンテタワーは危険なヒルブロウという地区にあります。ポンテタワー内はセキュリティがしっかりしていますが、一歩出るとそこはヒルブロウです。家に着くまでくれぐれも気をつけて帰りましょう。
次回のポンテチャレンジは6月8日予定とのことです!
ちなみに、ポンテタワーは行ってみたいけど階段はちょっと・・・という方。ポンテタワーのガイドツアーも常時開催されていますので下記のDlala Nje公式サイトをチェックしてみてください!
◾️Dlala Nje
Shop 1 – Ponte City Apartments
1 Lily Avenue, Berea
Johannesburg
Postal Code 2198
◾️Ponte Challenge
大人R220
子供R125(6〜13歳)
チケットは朝食込み
https://dlalanje.org/
すでに上記の公式WEBサイトにて次回のチケット販売中。