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ミラノ中心地にあるプラネタリム「Civico Planetario Ulrico Hoepli(シヴィコ・プラネタリオ・ウルリコ・ホエプリ)」。広大な公園内にあり、歴史ある建物、レトロな館内、優しい星空の灯りが魅力的なスポット。今回は、ミラノの空を彩る美しい無数の星々を眺める旅をご紹介。
Civico Planetario Ulrico Hoepliは、1930年に開業しイタリアの中で1番大きなプラネタリウム。出版社をしていたUlrico Hoepli(ウルリコ・ホエプリ)のために設計され、ホエプリがミラノに寄贈しました。
場所は、観光やショッピングが楽しめるポルタ・ヴェネツィア地区に位置しインドロ・モンタネッリ庭園内にあります。
ミラノ大聖堂からも徒歩圏内。地下鉄1番線「ポルタ・ヴェネツィア駅」からもインドロ・モンタネッリ庭園は目の前にありますが、プラネタリウムの建物は、地下鉄1番線「パレストロ駅」側を降りてすぐの場所にあります。
直径19mほどあるドーム型の建物が目印です。
大きな4つの柱が印象的な館内入り口。エントランスには、小さなスペースにエレメントの展示などがあり、お土産グッズも販売。
ドーム内の場内に入ってすぐ目に飛び込むのは、Zeiss IV型スタープロジェクター。ロマンあふれる佇まいです。
シンプルな空間ですが、ドアに前にある赤いカーテンやレトロな木製の椅子など、ノスタルジックなスペース。
客席は約300席でワンフロアの小さな空間ですが、レトロな雰囲気ある館内は魅力的。ドーム型のスクリーン下には、1930年当時のミラノのスカイラインシルエットが描かれています。
ショーの上映時間は、約60分。録音された解説ではなく司会の方が解説をしてくれて、1時間たっぷり宇宙や星についての話が聞けます。プレゼンテーションと一緒にクラシック音楽や躍動感あふれる音楽が流れ、広大なドーム型のスクリーンは本物の夜空の景色を眺めているような空間。幻想的な温かい印象を与える星空を眺めているだけでリラックスできます。
上映の際はイタリア語で解説されますが、スマホを利用した多言語通訳の利用が可能です。事前に係の人に使用したい言語を伝える必要があるので、翻訳を使用する場合は、英語もしくは日本語と伝えましょう。
プログラムの中には、音楽院の学生による生演奏をしながら暗く澄んだ星空とピアノの音色を彩る内容もあります。子ども向けプログラムや大人向けなどあり、シーンに合わせて無数の星々について学ぶことができます。
ユニークなお土産の一つに、アプリをダウンロードすると連携できるバッチがあります。バッチをアプリで読み取るとスマートフォンに惑星が映し出されるのです。筆者は、地球を購入しましたが、他にも太陽や土星、木星など8つの惑星があります。
チケットは、公式サイトで事前に購入すると、入場する際はチケットを見せるだけでスムーズです。上映内容は、曜日や時期により異なるので公式サイトでチェックしてください。施設内の入場は、上映時間の前になるので、上映時間以外は閉まっています。30分ほど前に到着することをおすすめします。
近くには、ベンチや子ども用の遊具もあるので、早くついてしまっても安心です。今の時期は、庭園内にマグノリアの花が咲いているので散策するのにも最適。インドロ・モンタネッリ庭園内には、ミラノ自然史博物館も併設されています。
歴史ある建物でゆっくり星空を観察してください。
■Civico Planetario Ulrico Hoepli(シヴィコ・プラネタリオ・ウルリコ・ホエプリ)
住所|Corso Venezia, 57, 20121 Milano MI
入場料|5ユーロ、3ユーロ(18才以下/65才以上)
ウェブサイト|https://lofficina.eu/
開館日|月曜日から日曜日(上映時間は公式サイトをご確認ください)