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料理のガイドブック『ミシュラン』の香港・マカオの2025年版が発表

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2025年3月20日
公開日
2025年3月20日
写真提供:Michelin

食が豊かなことで知られている香港ですが、レストランのガイドブックである『ミシュラン』の2025年の香港・マカオ版が発表されました。それによると、3つ星は7店舗、2つ星は11店舗、1つ星は58店舗の計76店舗が選ばれました。

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©︎写真提供:Michelin

3つ星を見てみましょう。中華料理では、「富臨飯店(Forum)」は銅鑼湾(Causeway Bay)の信和廣場(Sino Plaza)内にある広東料理レストランです。「唐閣(T’ang Court)」は尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある高級ホテル、朗廷酒店(The Langham)にある広東料理の店です。フランス料理では、中環(Central)の文華東方酒店(Mandarin Oriental)に店を構えています。もう1つは「Caprice」でこちらも中環の四季酒店(Four Seasons Hotel)で営業しています。イタリアンでは「8 1/2 Otto e Mezzo Bombana」が3つ星に輝きました。日本料理も2つで、両店とも日本人が経営している店です。1つは「すし志魂」というすし店。もう1つは「旅(Ta Vie)」は日本とフレンチを融合させたコンテンポラリーの料理を提供しています。

2つ星の11店舗のラインナップは2024年と変更はありません。ほとんどが中華とフレンチなのですが、ユニークなのは日本と北欧の料理が融合した「Arbor」というレストランです。壁も四角で区切るのではなく上部をアーチ状にするなどひと工夫しています。

©︎写真提供:HKTB 都爹利會館の内装

1つ星は、たくさんありますが、広東料理の「都爹利會館(Duddell’s)」は店内が芸術のギャラリーではないかと勘違いしてしまいそうな内装が特徴です。「TATE Dining Room」は中華とフレンチがコラボしたレストランです。イギリスのフュージョン料理が食べられるのが「Roganic」です。フィッシュ&チップスというステレオタイプを壊すにはぴったりのレストランかと思います。

©︎写真提供:HKTB TATE Dinning Room
©︎写真提供:HKTB Roganic

香港お3つ星の数の7は、東京の12、パリの10に次ぐ数字です。他の数字を見てもロンドンやニューヨークとほぼ同じ数字であることを鑑みると、香港の食のレベルの高さがわかるかと思います。料理は香港観光の1つ楽しみと言えるので、気になったレストランの味を味わってください。

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