トビリシ植物園公式サイト
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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
3月上旬、まだ雪も積もりしとしと降っていたかと思えば、中旬過ぎてから気温が首都トビリシでは25度を超え、ボルジョミでも20度を超える日もあり、上着はいらない日々が訪れて非常に驚いている筆者です。
そんなポカポカ陽気の先日、トビリシにある植物園を再び訪れましたので、その様子をお伝えします♪
トビリシ植物園は、Old Tbilisiという温泉街の地域近くに位置していますが、広大な敷地なので、様々な入り口があります。
筆者はOld Tbilisi近くのBotanical Streetにある入り口から入園しました。
入り口までは少々石畳の坂道になっており、5分ほど登れば植物園の門が見えます。このBotanical Streetも植物園へ向かう気持ちを高めてウキウキさせてくれるデザインが各所に施されていて、なんと番地の表記がジョージアらしいデザインで植物がモチーフになっておりとっても可愛らしいのです
この入り口以外には、ナリカラ要塞付近にある入り口から入園するパターンや、要塞から伸びる高低差270mのジップラインで植物園に入るといったエキサイティングな入園方法もあります。筆者が歩いていても、良いお天気だったからか、多くの方がジップラインを楽しんでいました。
さて、ジップラインがあるという事でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、このトビリシ植物園は最高地点で約800m、最低地点で約400mと高低差がある植物園で、故に入園すると、坂道を登ったり、下ったりが続きます。
その高低差と161ヘクタールという広大な敷地故に、様々な植生の植物が生えており、5000近い植物が育てられています。
トビリシ植物園の入場料は大人4ラリ、学生は1ラリ、子供は6歳以下は無料です。
電気自動車によるツアーもあります(大人:5ラリ)
さてこの植物園には日本人にとって大変嬉しくなる、美しい日本庭園があり、いつでも日本固有の植種を眺め日本を感じる事が出来ます。
毎年4月にはこの日本庭園で”桜祭り”も開催され、大変な賑わいだそうです。今年も4月12日と13日に開催が決まっており、それに合わせて日本庭園は現在綺麗に改装もされているようです!
竹林や枝垂れ桜の他に、日本でも近年見ることが難しい和紙の原料であるミツマタも育てられ、筆者も訪れるとほっと安心する憩いの場です。
少し違うのは、その美しい日本庭園の背景に、ナリカラ峠やジョージア正教会の教会が見えること。
1つの風景の中に桜や鳥居と一緒に、正教会の教会が収まるのも、トビリシ植物園でしか見る事が出来ないジョージアらしい風景で大好きです。
さて、トビリシ植物園には枝垂れ桜や吉野桜の他にも、真っ直ぐ空に向かって延びる天の川桜やヒガンザクラなど、様々な桜の品種があります。過去のブログ記事でもお伝えした通り、3月のこの時期からジョージアでも多くの場所で同じサクラ科のアーモンドが咲き誇り、植物種としてのサクラと見分けがつかない程です。ジョージアは緯度的にも首都トビリシでは日本の東北地域と同じ緯度にあたり、日本と近い種類の桜も育ちやすい気候なのですよ~。
さて植物園には日本庭園の他、フランスに所縁のある植物が咲いているフランス庭園や、元々アゼルバイジャン墓地であった場所に作られ、アゼルバイジャンに所縁のある植物が植っているアゼルバイジャン庭園など、様々な国の植物が楽しめます。
ナリカラ峠付近の岩肌にはなんと立派なサボテンも!!
また今の時期は黄梅という中国原産の黄色い花が咲き乱れ、これから本格的な春を迎える中で、より色とりどりの花が咲き乱れるのだろうなと楽しみになりました。
また園内は滝もあり、公園内を歩いた途中で一汗かいた後で、マイナスイオンも感じれるのでとても心地が良いです。
植物園内の広場では植物園が行っている場所の貸し出し事業の一環でウェディングパーティーの準備も進められており、様々な人がそれぞれに植物園を満喫しており、散歩がてら見ていてとっても楽しかったです。
さて一部の桜は少し咲いていましたが、日本庭園近くにある枝垂れ桜は恐らく4月の桜祭り(12日13日)のあたりに咲くのではないかと思います *今後のお天気次第で変わることもあります
是非、皆さんもジョージアの風景と日本の桜のコラボレーションを楽しんでみてはいかがですか?