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【東京】都内でブルガリア文化を感じる「マルテニツァ2025」参加レポート

チカ

チカ

東京特派員

更新日
2025年3月25日
公開日
2025年3月25日
マルテニツァ2025看板
@地球の歩き方トラベルライター・Chika

ブルガリアの「ババ・マルタ」を知っていますか?  直訳すると「3月のおばあさん」という意味ですが、ババ・マルタは3月1日から始まる1ヵ月間の春祭りのことを指しています。3月になるとブルガリアでは「マルテニツァ」とよばれる赤と白の紐で編まれたお守りをお互いの健康や幸運を祈って交換し合う風習があり、このイベントは2017年にユネスコ世界文化遺産にも登録されています。文字だけではイメージしにくいかと思いますが、実は数年前から駐日ブルガリア共和国大使館の主催で、渋谷の宮下公園にてババ・マルタに関するイベントが開催されています。東京で味わう東欧・ブルガリアのお祭りはどういったものなのか、実際に3月1日に訪れた様子を踏まえ、その魅力をご紹介します!

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「ブルガリアってどんな国?ヨーグルト?」

ブルガリアという名前を出すと必ず聞かれるのがヨーグルトの話題ですが、ブルガリアにはさまざまな見所や興味深い文化がたくさんあります。

そのひとつとしてお伝えしたいのが今回ご紹介するババ・マルタです。

筆者は2018年から2022年までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいましたが、ババ・マルタの風習には毎年感動を覚えていました。

2月下旬からスーパーや道端の露店でマルテニッツァ(紅白の紐で編まれたお守り)が売られ始め、3月になると職場や学校、近所の人たちと交換しあうので、3月になるとブルガリア人の腕やカバンにたくさんのマルテニツァがつけられています。

写真のような人形タイプのブローチもあれば、ブレスレットのような形のものもあり、飾りもさまざまです。

こちらの写真は、2025年の駐日ブルガリア共和国大使館主催のイベント・マルテニツァ2025で先着1000 名に配られたマルテニツァ。マルテニツァだけではなく、マルテニツァやババ・マルタに関する情報をまとめた紙も一緒に渡してくれました。

筆者がこのイベントを訪れたのは2年ぶり。2023年に開催された時には、まだ人もまばらで、こぢんまりとした印象のイベントでしたが、今回は人の多さに驚きました。

ブルガリア共和国大使館の方々は伝統衣装に身を包んでいたり、ブルガリアの民謡やダンスを披露する方々が衣装をつけていたりして、華やかな印象です。

また、参加者は気軽な服装をしていながらも、ダンスに誘われると参加する方もおり、国を超え、文化を超えた交流を楽しんでいるように見えました。

筆者の一番の驚きはキッチンカー!

ブルガリアの名物料理であるカヴァルマ(チキンのトマト煮込み)、キョフテ(スパイス入りの棒状ハンバーグ)、シーレネ(ブルガリア産の白チーズ)、ショプスカサラダ(トマト・きゅうり・シーレネの入ったブルガリア国旗と同じ色のサラダ)が販売されていました。

個別での販売もありましたが、すべての味が少しずつ楽しめるというブルガリア弁当を頼んでみると、そのボリュームの多さにも驚かされました。

味は本場のものとは少し違ってあっさりしていて、日本人の口にも合う食べやすさを感じました。

 

今回、写真には納めきれませんでしたが、シーレネの日本への輸入が解禁になったことでその販売が行われていたり、ブルガリア産のローズコスメ、アロマ用品、お菓子、工芸品など多様なお店が軒を連ねていました。

日本にいながらも海外旅行気分を味わえる、そんなお得なイベントでした。

このイベントは毎年3月1日に宮下公園で行われているようです。

参加したい、ブルガリアの文化が気になるという方はぜひ駐日ブルガリア共和国大使館のFacebookページをチェックしてみてくださいね♪

 

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