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ウズベキスタンの首都・タシケント。ここには、ソ連時代につくられた建物や、冷戦後の近代的な建造物の他、シルクロード時代のイスラム教建築物などがあり、異国情緒あふれる雰囲気を肌で感じることができます。そこで今回は、市内観光のおすすめスポット3選をご紹介します。
14世紀に中央アジアを統治した指導者であり、ティムール朝の創設者であるアミール・ティムールにちなんで名付けられた「アミール・ティムール広場」。同広場はタシケント新市街の中心に位置しており、中央には、アミール・ティムールの記念碑が立っています。アミール・ティムールは、広大な領域に中央集権的な国家を築いた政治家であり軍司令官。台座には、「力は正義なり」と4か国語で刻まれています。
またすぐ近くには、有名な「ホテルウズベキスタン」が佇んでいますが、実はこのホテルの上層階が広場を見渡す穴場スポット。宿泊しなくても利用でき、景色を楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。
◾️アミール・ティムール広場
住所:876H+9PJ, Тоshkent, Toshkent, ウズベキスタン
第二次世界大戦中に建てられ、ソ連時代には政府から「Grand」という称号を与えられたナヴォイ劇場(正式名称:アリシェル・ナヴォイ記念ウズベキスタン国立アカデミー大劇場)。市内最大級のオペラハウスなのですが、実はここ、第二次世界大戦後にタシケントに連行された日本人捕虜によって建てたというから驚きです。1966年に起きた大地震では、市内の建物が大きな被害を受ける中、ナヴォイ劇場は全く崩れることなく、避難所として使われたそう。日本の技術が讃えられ、日本とウズベキスタンの友好関係が深まるキッカケとなりました。日本人とウズベク人、ロシア人などが共に協力して造り上げた民族友好の証の場所のひとつです。
◾️ナヴォイ劇場
住所:Moustafa Kamoul Atatürk, Bukhara Street 28, 100029, Tashkent, ウズベキスタン
電話:+998 71 233 90 81
URL:https://gabt.uz/
ウズベキスタンの伝統料理プロフ。ローカルからも人気のプロフですが、タシケント市民なら誰でも知っている名店が「BESH QOZON」です。ベシュ・カザンは、5つの大鍋という意味があり、カザン(大鍋)で調理している様子を見ることができます。圧巻の大釜は必見!ちなみに、この大釜は1000人分のプロフをつくることができるそうですよ。
お鍋の底にはたっぷりの油が。「え?こんなに油を使っているの?」と驚きを隠せませんが、これがプロフの美味しさの秘訣。食べ始めると夢中になって、一気に食べ進めてしまいます。
ランチを食べるなら、ぜひウズベキスタンのパンも注文してみましょう。「ノン」または「レペシュカ」と呼ばれるウズベキスタンのパンは、平たく大きなサイズが特徴的。レストランや各家庭によって、少し形は異なりますが、基本的に顔がマルッと隠れるほどの大きさです。なお、「中央の部分を食べると幸運が訪れる」と言われており、この部分を食べるのが人気だそう。
◾️ベシュ・カザン
住所:1Iftixorko’chasi,Toshkent, ウズベキスタン
電話:+998-71-203-9444
URL:https://www.instagram.com/beshqozon/
1日たっぷり観光して、歴史に思いを馳せながら、名店でプロフをいただく、タシケントのおすすめスポットはいかがでしたでしょうか。ウズベキスタンというと、「青の都」サマルカンドを連想する人が多いのですが、タシケントも見どころがたくさん。ぜひ1日、時間をとって市内巡りを楽しんでみてください。