キーワードで検索
シルクロードの重要な拠点として栄えたサマルカンド。この街に来たら、マルカンド最大級のバザール「シヨブ・バザール」にも足を運んでみましょう。サマルカンド市民の台所とも言われており、食料品から日用品、お土産まで何でも揃います。2000年以上の歴史がありますが、今なお観光客と地元の人々とが行き交い、活気に溢れています。
同バザールには香辛料や野菜、果物、衣類など多くのものが揃います。バザール内は日用品だけでなく、美味しいご飯が食べられる場所やカフェなども点在し、所狭しと商品が並んでいます。そして、その合間でよく見かけるのがジューススタンド。ここでは、新鮮なザクロジュースがいただけます。日本でも、スーパーでザクロを見かけることがありますが、どうしても少量で高額になってしまいますよね。でもここはザクロの宝庫。
目の前で新鮮なザクロを絞ってくれるのですが、お値段は日本円で1本30円ほど。ほんのり酸味を感じるザクロは、ゴクリっと飲むと、歩き疲れた体に沁み渡ります。なお、持ち帰り用にペットボトルに入れてくれるので、ホテル用に購入するのもおすすめ。「ザクロジュースで目覚めの一杯を……」なんていうのも良いですよね。
バザールを歩いていると、モワンとした乳製品の香りが立ち込めている場所があります。足を止めて見てみると、「クルト」と呼ばれる乳製品がズラリ。ヨーグルトを水切りして丸め、天日干ししたものですが、水切りの途中に塩をプラスするため、しょっぱいのでご注意を。
ヨーグルトと聞くと柔らかなイメージがあるかもしれませんが、「クルト」は固いので驚く人も多いはず。塩気は気になりますが、なぜかハマってしまう、ビールの相棒にぴったりの乳製品です。バザールでは試食もさせてくれるので、しょっぱさが気になる人はまずは食べてみてください。
お土産としても人気なのが豊富なスパイス。地元民でも全てのスパイスはわからないほど、たくさんの種類が並んでいます。お好みのスパイスを見つけるのも楽しいひととき。しばらく滞在する場合は、通常購入すればいいですが、お土産用に購入するなら、密閉されているものにしましょう。量り売りで購入し、簡易的にビニールに詰めたものに関しては、母国に持ち帰れないことがあるので要注意。
ウズベキスタンの国民食と言っても過言ではないのが、伝統のパン。インドのナンなどとは異なり、厚みがあり、もっちり丸い形をしているのが特徴です。レストランでも必ず登場し、地元の人から愛されているのを感じます。土地ごとに独特の酵母と焼き方があるので、ウズベキスタンを旅しながらパンを食べ比べてみてください。
ちょっとした持ち帰り用に購入したくなるのが、野菜の酢漬け。スイカやトマト、ニンジンなどバリエーション豊かに揃っています。味はもちろんのこと、見た目もきれい。滞在先のホテルで、小腹が空いたときにも重宝します。
ウズベキスタンの人気土産のひとつ、茶葉。茶葉は観光客だけでなく地元の人からも人気が高く、レストランで食事する際には必ずと言っていいほど温かいお茶が出てきます。バザールには、さまざまな茶葉が置いてあり種類が多いので、迷ってしまう方は、店員さんに味の好みを伝えて選んでもらいましょう。
連日賑わいを見せる「シヨブ・バザール」はいかがでしたでしょうか。バザールを抜けると、目の前にはビビハニムモスクが登場し、周辺には多くのカフェやレストランが立ち並びます。バザールがかなり広いので、歩き疲れたら、無理せず休んでいきましょう。なお、同バザールは月曜と年末年始はお休みになります。ちょっとした階段も多いので、買い物に夢中になって転ばないように注意しながらぜひ、バザールを楽しんでみてください。
◾️シヨブ・バザール
住所:IslomKarimovko’chasi,Samarqand
営業日:月曜・年末年始以外毎日
アクセス:サマルカンド駅から2番トラムで20分、終点下車徒歩5分。レギスタン広場から徒歩20分、または電気バスで5分。